第1448話 女性に人気のがあるなら
Twitterではちょいちょい呟いてるんですけど、ここ数日、旦那とよくお出掛けしてます。なので、もしかしたら一部のフォロワーさんは、
「宇部さんの旦那さんって仕事してないの……?」
「無職なのかしら……?」
と思っているかもしれません。
違います。
旦那は働いています。
ただ、外のお仕事なので、雪が降ると仕事にならないんですよ。たまに除雪のお仕事が入るんですけど、それくらいしかないので、『アリとキリギリス』方式で、冬が来るまでに毎月のお給料からちょこちょこと『越冬資金』を貯め、それプラス私の稼ぎで暮らすのです。
普段、肉体的にかなりの激務をこなしてますし、休みの日も現場を見に行ったり見積もりを作ったりしているので、冬はゆっくり身体を休める期間となっております。
そんなこんなで、私がお休みの日はお昼を一緒に食べに行ったり、天気が良い日はちょっと遠出したりするわけです。
さて、そんなある日。
車で一時間半くらいかかる秋田県横手市にある、『横手市増田まんが美術館』というところに行ってきました。目的は、そこで開催される『大
私も旦那も大好きな作品なので、これはもう行くしかない。しかも、旦那が休みの期間に開催となればですよ、子ども達が学校に行っている間にゆっくり見られるのです。正直言って、まだあの子達が楽しめる空間ではありません。これは大人だけの楽しみだぞ、と。
で、行ってまいりました。
で、美術館での話はまた追々するとしてですね、旦那とのロングドライブですから。まずそこで私が考えることは一つなわけです。
「(何か一ネタになりそうな話題は出るかな……?)」
旦那とのデートはもちろん楽しいのですが、平時であれば、私の休み=ほぼ丸々執筆活動なのです。何も書けない分、自分への形のないお土産としてネタは持って帰りたい……!
と、密かにギラギラしてドライブです。
道中は適当な情報番組をたれ流し状態です。何せ十数年前までは秋田県の上から下まで仕事で回っていた人ですから、ナビなんていらないのです。番組名はわかりませんが、とにかく流しておりました。
そこで目に入ったのが、
『女性に人気のカフェ』
というテロップ。
宇部「よくさ、『女性に人気のカフェ』って聞くけどさ」
旦那「はいはい」
宇部「『男性に人気のカフェ』ってあんまり聞かない気がする」
旦那「まぁ言われてみれば」
あっても良いと思うんですよ。ないなら。仮にね? ないとしたらですよ。あるかもしれませんけど。
宇部「これは私の勝手な思い込みなんだけど、もしあるとしたらさ」
旦那「うん」
宇部「コーヒーはマグカップにどんと淹れる」
旦那「成る程」
宇部「それで、今週のジャンプとマガジンと、あとビジネスジャンプとかもちゃんと置いてる」
旦那「いいね」
宇部「待って。これ床屋の待合室(?)じゃない?」
床屋の待合室(部屋じゃなくてただのソファ席かもしれないけど)になってしまいました。これでゴルゴ13とかこち亀が置いてあったらラーメンとかもメニューにある食堂ですね。
イカンイカン。
カフェだっつーの。
マグカップコーヒーまではカフェだったのですから、とりあえずフードメニューを考えれば良いのです。設備は二の次だ!
宇部「メニューには、カツ丼もあって、ご飯大盛りもOK」
旦那「うんうん」
宇部「食堂だね」
旦那「食堂になったね」
食堂になったのです。
マグカップでコーヒー(コーヒーだけじゃないけど)を淹れてくれ、気前よく大盛りにも応じてくれる食堂になりました。
男性はとにかく量が多ければ良い、そしてカツ丼を食わせておけば良い、そして少年(青年)漫画雑誌を置いておけば良い、という宇部の偏見によって生まれた『男性に人気のカフェ』は、インスタよりもTwitter向けの(それも偏見)大衆食堂になりましたとさ。
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