令和5年2月

第1443話 期限

 今日は期限の話。

 違います、締切とかじゃなくて。


 そうそう、3月末のルビー大賞ですけど、間に合いそうですよ皆さぁん! 知らない人は宇部さんがいきなり声を張り上げたことに驚かれたかもしれませんけど、まぁ聞いてください。カクヨムコンに出したBL短編が思いの外好評だったものですから、もう気を良くしちゃって、それで長編化してるわけですよ。


 それがね、もう97000字超えてて!(近況でもお伝えしましたが、その後無事10万字超えました。書き上がってはいないけど) ヒューッ! 私、男女の恋愛でもここまで甘いやつ書いてねぇんじゃねぇのかなっていうくらい、なんか甘い感じになっちゃって(もちろん宇部基準)、びっくりしながら書いてますよ。ほら、いっつもコメディに逃げちゃうから、私。あの空気に耐えられなくなっちゃうというか。作者自ら茶化しちゃうのよね。でもこれね、アオハルでもあるから。高校生の甘酸っぱさも相まって、もう偉いことよ。自作に殺されそう。


 というわけで、2月中に書き上げて3月頭から――っていう予定でしたが、もう少し早めに出せそうです。KACもありますんでね、理想を言えば2月の2週目くらいに開始して、2月中に完結したい。KACの時期は書くのも読むのも忙しいですから。


 それでですよ。

 そう、そういう話じゃなくて。

 今日はね、仕事の話なんですわ。


 使用期限ですよ。

 賞味期限もあるんですけど。


 私が働いているお店には、使用期限や賞味期限のある商品もたくさん置いてます。人間が食べるものは少ないんですけどね、お菓子と飲み物くらいなので。だけど、ペットが食べるやつは山ほど置いてますし、それから、電池や接着剤、それから「こんなものにも期限があるの!?」と(たぶん)皆さんが驚かれるようなものもあります。


 で、それを管理しているのが、私ともう一人のパートさん。ちょっと前まではマジでアナログな手法で、膨大な量の該当商品を毎日チェックして、本部からのマニュアルに則り、3割引いたり半額にしたり捨てたりしていました。


 それが昨年の秋頃から、急にアプリで管理しますとか言い出してですね。


 いや、これがね? 入荷と共に期限を自動で入力してくれるっつーんならね? 楽なんですよ。でもね、違うんですよ。入力はあくまでも人力。その、入力したやつが期限間近になったら教えてくれるよ、っていう。まぁそれだけのやつ。


 なので、導入直後は地獄でしたよ。まず一旦、店中の期限あり商品をぜーんぶ入力するんですから。


 何とか3ヶ月くらいかけて、それはどうにかしたんですけど、それからしばらくしてですね、そのアプリがインストールされた業務用のスマートデバイスに、「これも期限あるから入力しとけや!」みたいな感じで、これまでノーチェックだったあれやこれやが『期限チェック対象』としてあげられるようになったのです。


 おい、こんな接着剤、私がこの担当になってから(6年くらい)一度もチェックしてないぞ? しかもぶっちゃけ全然売れてないし。大丈夫か? 


 しかも、製造年月日ないしは使用期限の表記が独特でわからない!(月日をアルファベットに変換したりするやつ)


 こういう時はメーカーにお電話です。わからないことは聞くべきなのです。もしもしテレホン! 


宇部「お世話になっております、○○○の宇部と申します」

メーカーさん「お世話になっておりますー」

宇部「すみません、あの□□□という商品なんですが――」

メーカーさん「あぁはいはい、使用期限ですよね? あれはですね、××を○月に変換しましてペラペ〜ラ」

宇部「は、はぁ……(私まだ使用期限なんて言ってませんが)」

メーカーさん「とりあえず、チューブの下の方になんて書いてます?」

宇部「××××○○です」

メーカーさん「あっ、もうそれ駄目ですね。店舗さんで廃棄してくださーい」

宇部「わ、わかりました。ありがとうございました」


 メーカーさん、かなり食い気味に説明してきまして。


 これ、あれだな。

 全国のウチの店舗から一斉に問い合わせ来たんだな。そりゃそうだよ、今回初めてチェック対象になってんだから。説明が慣れてたもんなぁ。なんか若干イラついてたし。


 本部! お前メーカーさんに迷惑かけんなよ! いきなりチェック対象を増やしてもいいけど、期限の読み取り方も合わせて知らせろ!

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