令和4年12月

第1381話 食いしん坊

 いよいよ12月が始まりましたね。カクヨムコンも始まりました。私のカクヨムコンはこのあと6時3分から始まります。どうなるかしらといまからハラハラです。


 ここ数年は毎年12月=カクヨムコンスタートということで、精神的にも肉体的も慌しい一ヶ月なものですから、もうほとんど『気付いたら年末なんだけど!?』みたいなことになってますね。年を重ねるごとに一年があっという間に過ぎ去っていきますけども、もしかしてカクヨムこれのせいもあるのでは?! 


 だってよく考えてみてくださいよ。

 12月からカクヨムコンが始まりますよね。

 てことは、まぁ最低でもですよ、8月くらいからぽつぽつ書き始めていないといけないわけです。といってもこれは私の場合なので、もっと早いうちから準備している人もいるでしょうし、その逆もあるかとは思いますけど。


 それでですよ、カクヨムコンが終わったら、KACなんですよ。燃え尽き症候群だーとか言ってるとあっという間に始まるんですよ。そんで睡眠時間削りまくって書きに書きまくっているうちにカクヨムコンの中間発表とかあるわけですよ。そこでまた一喜一憂してですよ。そしたらまーた何らかのコンテストの発表があるわけですよ。


 常に何かしらの締め切りがあったりするんですよ。五分で読書なんかもね、またあるでしょうし。


 まったく、カクヨムったら恐ろしい子!


 それでもまぁ、多少忙しいくらいがね、充実してて良いのかもしれませんね。ああ良かった、いま私学生じゃなくて。学生だったらもう学業が疎かになっちゃってどえらいことになってましたよ確実に。


 それでですよ。

 いきなり話変わりますけど、今日はね、ウチの娘ちゃんのお話をしようかなって。


 ここ最近の彼女はですね、LINEを覚えたんですよ。

 宇部家はですね、自宅から歩いて10分くらいのところに旦那の実家がありまして、私がお休みで学童を利用出来ない日はそれぞれ自宅に帰るかおばあちゃん家に行くか選ばせているんですよ。子ども達の中で「ばあちゃんの家に行けるのは兄妹どっちか」みたいなのがあるらしく、よほど私の方で用事でもない限り、どちらかは我が家に帰って来ます。


 それでですね、娘がばあちゃん家に行く日は、着くと必ずお姑さんのスマホからLINEで『ただまー』って来るんですよ。ただいまじゃねぇのかよって思いますけど、まぁ良いです。


 それでですね、その次は必ず『きょうのよるごはんな~に?』って。


 朝は朝で給食をチェックし、夜は夜で直接聞いて来る。


 こいつ、一日中食べることしか考えてねぇんかい。


 まぁ良いです。

 楽しみにしてくれるうちが華ですから。


 そんなある日のこと。

 その日も当然のように夜ご飯は何かという質問です。

 これ姑さんの目にも入るんだよな、などと思いつつ、返信します。


 その日の献立は前日に漬けておいた焼鮭の醤油漬けと、白菜の中華クリーム煮とお豆腐となめこのお味噌汁です。


 娘とのLINEで大事なのは漢字を一切使わないことです。もちろん習った字は読めますけど、どこまでが読めるやつでどこまでが読めないのかがわからないので、全部平仮名&カタカナです。


 そうなると『はくさいのくりーむに』なんてもう正直わけがわかりません。なので、お鍋の中の写真を添付した上で『はくさいとしいたけとウインナーをぎゅうにゅうでにたやつだよ』と返信しました。


 すると――、


『!えっえっすご、おいしそう!キャベツトシイたけとういんなーにぎゅうにゅうをかけたりょうりすごい』


 すごい興奮した感じの返事が来て。


 そりゃね、気になるところはあります。何かよくわからないところまでカタカナになってるかと思えばウィンナーは平仮名だし。


 でも、7歳でこんなに興奮が伝わる文章書けるのすごすぎません? お前これ音声入力じゃないの? って思いましたもん。めちゃくちゃ興奮している様子がビンビンに伝わってくるんですよ。


 ただね、娘。

 落ち着いてくれ。

 ママは白菜のクリーム煮って書いたんだ。白菜って単語は二回出してるんだ。『はくさいのくりーむに』と『はくさいとしいたけとウインナーをぎゅうにゅうでにたやつだよ』って。


 キャベツどこから出て来た?

 

 お前も『はくさいのくりーむにってな~に~?』って書いてたじゃん。キャベツどこから出て来たんだよ。

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