第1363話 アシメ

 アシンメトリーね。非対称っていうのかしら、日本語だと。


 最近だとヘアスタイルでよく見ますね、片方の髪だけちょっと長いとか、前髪が斜めになってるとか。


 私、昔はね、このアシンメトリーのヘアスタイルが嫌いだったんですよ。けれども、ちょっと良いじゃん、って三浦大知君を見て思うようになってですね。Anchorって曲のMVがクッソ恰好良くて。個人的にはいまのふわっとしたやつよりもサラサラストレートのあのヘアスタイルが好きです。基本的に黒髪のサラサラショートが好きです。


 二次元だと『Hugっと!プリキュア』の桃枠こと『キュアエール』ちゃんが可愛くて良かったです。ちゃんと見てないんですけど、確か旦那の話だと中学デビュー(?)しようとして前髪を切ったら失敗してああなったとかそんな感じだった気がするんですけど、だとしたら、それで定着しちゃってるけど大丈夫なの!?


 それでですよ。

 そんなこんなで「アシンメトリー良いじゃん」、特に「二次元キャラのアシメは可愛いじゃん!」って思っているところにですね、新たなるアシメキャラが現れたわけです。


 それがこないだこのエッセイの中でちょろっと書いたバーチャルアイドルユニットの彼ですね。アシメの前髪が可愛い可愛い。


 ほら、もういつか絶対男子アイドルの話を書くんだ、ってことでね、そのパッションを失わないように彼らのMVを見てるんですよ。もう可愛い可愛い。新作を書けよ。


 そんで、アイドルについて色々調べて(あくまでも軽く)わかったんですけど、色々考えることが多いですね。ユニット名もそうですけど、ファンの呼び方とか。凝ってるのね、いまって。Jの事務所を参考にしてみたんですけど、何、こういうのって誰が決めるの? 僕ら、『●●』ってグループです、ファンの子達のことは『■■』って呼ぶのでよろしくね! って? それともファンの子達が勝手に考えてくれるの? そういうのもね、すごく難しい。あとは単純に、いままでアイドルになんてハマったことないから、雰囲気が全然つかめない。どうしてそれを書こうとしてるんだ私は……。


 そうそう、それでですよ。

 その彼のね、ソロ曲のMVを見てたらですよ。どうやら彼のそのアシメ前髪、彼自身の手によるものだったことが判明したんですよ。元々は前髪がクッソ長くてね。何か、自分を変えよう、みたいな感じでね、ばっさりね。


 ばっさり切った結果があんなに斜めだったら、それは即ち失敗なのよ!

 すんごい満足気な顔で笑ってるけど、一昔前なら美容院に駆け込むレベルの大事故ですよ。いまでこそね? アシメなんて技法(?)で市民権得てますけども!


 それで思い出したのがね、Amaz〇nPrime独占配信中の『仮面ライダーBLACK SUN』なんですよ。大丈夫、そんなネタバレじゃないのでここだけちょっと許してほしいんですけど。


 某イケメンがね、ずっと監禁されてて髪も髭もぼうぼうだったんですけど、なんやかんやで脱走して、そんでその髪と髭をどうにかするシーンがあるんですよ。


 こんなのね? ハラハラしますよ。

 待て待て待て待て。

 あなた美容師の経験ある人!?

 そんな何用のかわからないようなハサミで素人がじょきじょきやったらもう絶対ど偉いことに――ならねぇんだこれが!

 

 明らかにそのハサミの入れ方は失敗への序曲なのよ! だけどまぁこの世界観的には多少ざっくざくでもワイルドってことでどうか一つ――、なんて思ってたんですけど、何?! イケメンはカットのテクも標準装備ってわけ?! もうね、びっくりして。料理番組のね、「はい、出来たものがこちらになります」みたいなね、アレを見てる感じでしたね。


 その後、普通にカミソリでお髭も剃っててね。

 あんなもさもさ状態からよくもまぁここまできれいに剃れましたわな! ってこちらもかなりびっくりしましたね。シェービングクリームなんてのもないはずなのに。


 ちなみに私の悪い癖なんですけど、まだ仮面ライダー全部見てないんですよ。あと2話残してるの。だって見たら終わっちゃうから。終わっちゃうのもったいなくて。


 そんで、いまちらっとチェックしてみたら、レビューでボコボコにされてて面白かったです。まぁ私も思うところはあるけど。でもそれを含めて、色んな意味で面白いです。宇部さんはむしろそこを楽しんでるところある。突っ込みの隙があればあるほど良い。

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