第1278話 にんげんだもの
これはね、最近ちょっとショックを受けたお話なんですけども。
私ね、カクヨムでは★4桁のお話って読まないんですよ。別に、読まないって決めてるとかじゃなくてですね、そういうのってたいてい流行り物じゃないですか。異世界転生とか、パーティを追放されてどうたらこうたらとか。別に興味0ってわけではないんですけどね。そこまで興味ないんですよ。
あとはもう単純に、この人見知りな性格が出ちゃって、「こんな天上人の作品を読んだとして、私は果たして気軽にコメントとかレビューとか出来ちゃうんだろうか」みたいなビビりもあるんですよ。いやいや好きに読めよって話なんですけど。ちらっとコメント欄覗いてみてですね、絡んで大丈夫なのかな? ってチェックしてみたりすると、返信0とかだったりしてね。あっ、これコメント迷惑だったりするのかな? とかね、そんなところにも気が引けて。
それで結局、交流のある作家さんの話ばかり読むというか。面白いのはほぼ確定してるし、ワイワイ読めるのも楽しいし、で。
そんな感じでのんきに楽しくカクヨムライフを送っておりましたらば。
フォローしていたお話が、あれよあれよと★4桁に!
いやもうこれは良いんですよ。だって、読みたくて読んでたやつが4桁に到達したってだけですから。★4桁=読まないとかじゃないですから。なんかね、「ふふ、この面白さ、あなた方も気付いたのね」みたいな気持ちになるというかね(何様)、何なら「私が育てた」くらいの気持ちといいますかね(何様)、全然宣伝とかしてるわけじゃないんですけど。とにかく、そういうのは嬉しいんですよ。もっと頑張れ、もっと読まれろ。あわよくば書籍になれ! くらいに思ったりして。
で、毎朝楽しく読ませていただいてたんですが。
気付いたんですよね。
コメント欄がなかなか辛辣なことになっている、ということに。
ああこれが人気作ってやつなんだよな、って思ってね。
やっぱり作品とか作家に対して好意的な人ばかりが集まって来るわけではないですからね。中には厳しいことを言ってくる方もいるわけですよ。
もちろんね、その『厳しい言い方』ってやつもですよ。好きがゆえに、もっと良くなってほしくて――っていうパターンもあるんですけど、『その人の思い通りの展開にならなかったから』とかそんな感じでかなりきっつい言葉をぶつけてくる人がいたりするわけです。
商業作品でもない以上、誰にも読まれなくたって別に良いもん、って割り切ることも出来るんですけど、それでも、読まれたら嬉しいですし、コメントや★、レビューをもらったら嬉しいじゃないですか。嬉しくなったら、また書きたくなるじゃないですか。そういう意味で、やっぱり読者様あっての作品だったりするわけですよ。
だからね、どんな厳しいご指摘もありがたく頂戴して――とは思うんですけど、いや、こちらも人間なのでね? 凹むは凹むんですよ。だけど、★4桁でトップを走ってる人はへこたれずに更新してるものですから、きっと、★4桁の作家さんとか、書籍作家さんなんかは、もう全然慣れっこで、鋼のメンタルをお持ちなんだろうな、って。そんじゃ私には無理だな、って思ってたんですが。
全然そんなことなかったみたいで。
その★4桁に到達した作家様もかなりお疲れのようで。
もうね、ショックで。何か私までショックで。
ものすごく素敵なお話を書く人なのに、これで書くの止めちゃったらどうしようって、一読者の私が何言ってんだって話なんですけど、そう思ってですね。
応援コメントもレビューも書きまくったんですけど、それでも気持ちがおさまらなくてですね、ノートにまでお邪魔して愛をぶつけてしまって、大層気持ちの悪いファンになってしまったんですけども。
いやほんとね、こういうサイトでWEB小説を書いてるってだけでみんながみんなメンタル鋼じゃないですしね? いざ自分も読み手になった時に「ははぁ、こういう展開になりますかぁ」って思うこともありますけど、それじゃあ自分だったらもっとうまく書けんのかよ、そのプロットだけもらって一から書いてこれ以上のものを書けんのかよ、ってね。そんなの無理ですって。
でもね、思うのは全然自由なんですよ。当たり前ですけど。
私の作品なんて粗ばっかりなんですから。そんな余地ばっかりあるんですから。むしろそんなご指摘をいただいてね、「あっ、クソ。どう考えてもそっちだったな」ってパターンも多いんですから。だけど、伝え方一つだよなぁ、って思うわけです。幸いなことに自作の読者様は優しい方が多いので、全然メンタル大丈夫です。
ただまぁ、一度で良いから、★4桁とかそんな夢を見てみたい気持ちもありますね。胃に穴があきそうですけど。いや、まずは★200ですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます