第1269話 大人だからさ
今日は何の日かご存知ですか?
山の日? そうです、山の日です。つい最近出来た祝日ですね。
ですが今日はね、それだけじゃないんですよ。
私の敬愛する声優さん、谷山紀章さんのお誕生日です! いえーい、ぱふぱふー!
こういう場でね、ファンですよって声を大にしてアピっておくことによって、万が一自作が書籍化からのアニメ化というウルトラCを決めた際には、主要キャラの声に推薦出来るかもしれないし、OP&EDをGRANRODEO(彼の所属する音楽ユニット)が担当してくれるかもしれませんから。届け、この思い! まずは書籍化だ!
というわけで、誕生日繋がりで娘の誕生日の話なんですけど。
その節は皆さん、コメント欄でのお祝いのお言葉、ありがとうございました。
娘はですね、もう「わたし、7歳のお姉さんだから」風をびゅんびゅんに吹かせてましたね、一日中。その日はたまたま朝食がトーストの日だったんですけど、自ら取りに来ましたから。いつもなら座って待っているのに。食べ終わった食器も片づけましたから。さすがは7歳のお姉さんだぜ!
ただ、その翌日からは平常通りでしたけどね。いつだって最大瞬間風速が凄まじいのよ、娘は。
それでですね、私はその日お仕事だったので(時期的にお盆付近はお休みが取れない)、旦那がケーキを取りに行ってくれたんですよ。って書くと、じゃあ仕事がなかったらお前行けんのか、って話なんですけど、まぁ普通に無理です。遠いので。
ここ数年、子ども達の誕生日ケーキはアイスのケーキです。やはり夏はアイスだよね、ってことで。ただ、真冬生まれの息子もなぜか今年はアイスケーキを所望しまして、割と有名な話として「北海道民はガンガンに温めた室内で薄着をし、アイスを食べる」というのがあるんですけど、ここは東北。どんなに頑張ってもなかなか室温が北海道の冬にならないのです。これはもう薪ストーブでもないと無理。というわけで、そこそこに寒い中でアイスを食う、という苦行のようなバースデーだったりしたんですけど、今回は夏ですから。もう有難い有難い。
娘が今回選んだのは、基本のアイスケーキに好きなアイスを6つ選んで乗せる、というもので、それをどう積み上げるかはお客様ご自身でどうぞ! みたいなやつでした。なので、箱を開けるとシンプルな真っ白いケーキ(中はストロベリーとチョコチップアイス)に、カップに入ったアイスが6つ、それからトッピングの星やら何やらとチョコプレート。
娘がね、アイスのフレーバーも全部選んだんですよ。
自分の分は、ラブポーション31という何か可愛いやつ。
にいにには、ポッピンシャワーというパチパチはじけるやつ。
パパには、りんごのシャーベット。
ママには、チョコミント。
どれも各々が好きなやつ。さすがよく見てる。
あとは無難にバニラとチョコ。これは当日参加するであろう従兄弟君用とのこと。
で、いざお誕生パーティーですよ。
まぁパーティーといっても旦那の実家で従兄弟君一家も交えてお食事を食べる、ってだけのやつなんですけど。
ケーキが登場すると子ども達は大騒ぎですね。誰よりも騒いでいるのが従兄弟君なのが少々気になるところではあります。娘と同い年で同じ学校に通っていて、とても仲良しな従兄弟君なんですけども、少々やんちゃなところがある男の子です。
そんな彼が、6つのアイスを見て言いました。
「おれ、チョコミント!」
誰よりも早く指名しました。
内心、娘と息子のアイスの方を選ばなくて良かったと胸を撫で下ろしましたが、「そのチョコミントは娘が私のために選んでくれたやつ……!」と思わなかったわけではありません。従兄弟君ママさんもさすがに「まずは妹ちゃんが選ぶの! その次にお兄ちゃんで、従兄弟君はその次!」と窘めてくれましたが、どのみち娘と息子のやつのとは被っていないわけですから、彼はチョコミントで決定なのです。
娘も空気を読んだか、それはママのなんだけどとは言いませんでした。そういうのが出来るのは娘の方です。これが息子だったら言ってましたね。あっぶねぇ。
というわけで、チョコをいただきました。
本当はチョコミントが食べたかったです。
だけど大人ですんでね、自腹で買いますとも。
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