第1263話 頑な
いよいよ8月ですね。
暑さがピークを迎える季節でしょうか。毎日溶けそうな私です。
毎朝、尋常じゃないレベルの汗を流しながら朝ご飯を用意しています。しょっぺぇもんが食いてぇ。
さて、8月の宇部家のメインイベントといったら、何かわかりますか?
誕生日ですよ。
我が家のスーパーアイドル、娘ちゃんの。
もうね、頭抱えてて。
プレゼントですよ。
クリスマスのプレゼントですとか、あとは去年の誕生日プレゼントなんかで考えるとですね、娘はその時に流行っているものを欲しがる傾向にありまして。ほら、お兄ちゃんは昭和の特撮とかロボットのプラモデルとか欲しがるから。その昭和のあれこれはですね、そりゃあプレミアがついてるやつもあるんでしょうけども、中古のおもちゃ屋さん(リサイクルショップ?)なんかに行くと、いい感じに安いやつがあったりするんですよ。
でも、流行りのおもちゃはまぁまぁ定価だったりするじゃないですか。なので、娘は『何かデカくて高いやつ』になったりするわけですよ。
だったんですけど。
今年のプレゼント、何が良いかって聞いたら――、
娘「学校で使うものがほしい」
Pardon?
娘「学校で使うものがほしい」
何度聞いてもこの答え。
学校で使うものといったら、まぁ文房具ですよ。それもね? 例えば可愛いキャラものOKとかならね? もうどんなに高くたって、
それは娘も知ってるんですよ。
知ってて彼女は頑なに『学校で使うもの』を求めてるんですよ。嘘だろお前。そもそも文房具セットなんて、入学祝いとかでもらうやつだろうよ。
私も旦那もね、さすがにそれはないだろうって。かつてクリスマスにサンタさんからリクエストとは全く違う文具セット(ノートだったかな)をもらったという壮絶な過去エピを持っている旦那は、どうにかもっと夢のある感じのプレゼントにしたら、と勧めますが、彼女は譲りません。この頑固さ、誰に似たのよ(たぶん私)。
まぁ、文具は文具で買うとしてもですよ、なんかもうちょっと……と思うわけですよね。なんか娘はですね、ものすごく学校が好きみたいで、「保育園より楽しい! 学校大好き!」っていっつも言ってるんですよ。それはそれで親としては嬉しいんですけど、なんていうか、とにかく『学校』が中心になってるんですよね。
なので、とりあえず文具セットと、あと何かママからということで、可愛いお洋服とか、本とか、そういうのをプレゼントしようかなと思っています。
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