第1169話 頼むよ先生っ!
これまたね、Twitterで騒ぎまくった話で申し訳ないんですけど。もうここまで来たらあれですよ、私のTwitterをフォローしていない人にも優しいシステムなんだって己に言い聞かせることにしました。私のお気に入りの絵師様もね、Twitterで先にイラストとか漫画を載せてからpix〇vに出すし、つまりそういうことよ。うん。
というわけでですね、先日、娘のお便りにね、『〇日 職員会議のため短縮日課 下校時間14:10』って書いてたんですよ。で、兄さんの方のお便りも見たらですね、おんなじことが書かれてて。つまり、下校時間が同じなわけです。
来た!
チャンス到来!
こないだ(『第1158話 お前もかよ』)のリベンジじゃあ!
ってなわけですよ。
下校時間が一緒=兄妹一緒に帰ってくる!=100%可愛い!
今度こそ、心のシャッターのみならず、スマホのシャッターを切ってやるぜ! って張り切ってですね、例の張り込みポイントに向かったわけです。前回で懲りたので、かなり早い時間に到着。これですれ違うことはない! ああ、こういう時のためにオペラグラス買っておこうかしら。もうすぐ運動会もあるしなぁ。そんなことを考えておりますと、もう当然のようにお姑さんもやってきました。もちろん打ち合わせなしです。お義母さん?!
お姑さん「ママ、二人は?」
宇部「大丈夫、まだです」
我ながら、「私、何でこんなに姑と仲良いんだ……?」などと思いましたが、仲よきことは美しき
が。
娘がお友達と二人で帰って来ました。
え?
にいには?
にいにはどうしたの、娘ちゃん?!
とりあえず、娘をお姑さんに託して、今回も走りましたよ、私!
あのね、気付いたの。前回走ってみて気付いたことがあるの。
私、走れるようになってる、って。
いや、クッソ遅いは遅いんですけどね。体重がいまから+7~8㎏あった時と比べて、格段に走れるようになってるんですよ。足がめちゃくちゃ軽いんですよ。うひょー! 走れてるー! 私! ってちょっと感動したりしてね。花屋さんのショーウィンドウをチラッと見てフォームを確認したりしてね。良かった、アメトーークの運動神経悪い芸人のフォームより全然マシだ! って。私、運動神経は悪いんですけど、(それにしては)フォームは悪くないって言われてきたんですよ。もっと速く走れそうなのにね、って言われてきたんですよ。じゃあ何で遅いんでしょうね。
それは置いといて。
そんなこんなで休憩を挟みつつ、走って学校に行って、ふらふらしながら「4年〇組の宇部息子の母です、あの、息子は……?」って聞いたら――、
「4年生はいま授業中ですね」って。
ハァ?
「〇組はいま図工ですね。図工室にいます」って。
ハァ?
で、担任の先生(息子が大好きなK先生は異動してしまい、いまはH先生になりました)がのほほんとやって来て「あら? お母さん、どうしました?」って。
「いや、今日14:10下校ってお便りに書いてたのに妹だけ先に帰って来たので、何かあったかと思って」
ってゼイゼイしながら言ったらですね。
「えっ!? 今日14:10下校なのは1、2年生だけで、4年生は普通に5時間目まで(14:40)――って、やだ! 私、書き間違えたかも!?」
「どうやら……そのようですね……」
もうね、間違えちゃったのは仕方ないから。
先生もね、人間だから。
だけどね、先生。
私、何か毎週走ってる。
前回はこちらに非があるやつだけど、今回は私悪くないですよね……。
もういつになったら兄妹が仲良く揃って帰ってくる姿をこの目に焼き付けられんのかな、って。そのうち息子が6年生とかになったら、さすがに妹と一緒に帰るのが恥ずかしくなったり、妹も妹で「にいにと一緒になんてイヤ!」とか言い出すんじゃないかとかね、考えたりして。まぁその年になっても『にいに』って呼んでるのはマジで尊いんですけど。
でもまぁ、一度はね? そういう倦怠期的なの挟んでおいてですよ。そんで次章でなんか事件とか起こって、雨降って地固まる的な感じになるわけですよ。それはそれで美味しいやつだから。ブラコンとシスコンを拗らせる系はたまにそういうスパイスも必要だから。って私は何を考えてるんだ。ごめんな、子ども達。ママはアマチュアだけど物書きなんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます