第1158話 お前もかよ
さて、いよいよ給食も始まりまして、毎日「今日、給食お代わりしてきたー!」と報告してくるウッキウキ且つむっちむちの娘ちゃんです。
おかしいな、兄は1年生の時、
「息子君、給食の量がちょっと多いみたいなので、少なめに盛るようにしています」
って言われ続けて、最近になってやっと普通レベルの量になったはずなんだが……? と思ったらこないだの連絡帳に「まだもうちょっと多かったみたいです」とか書かれてましたわ。マジかお前。
なのに娘お前、既に食いしん坊キャラ確立させてんの?! 大丈夫!?
いや、まぁ別にたくさん食べるのは構わないんですけどね。追加料金とかもないしね? それはまぁ全然良いんですけど。
それで、これは二人以上のお子さんがいる方は「わかる気がする」と言ってもらえるんじゃないかと思うやつなんですけど、なんていうか、第二子って色々適当になるな、って。いや、愛情はね、惜しみなく注いでいるつもりなんですけどね?
第一子はあんなに慎重に慎重に育てたのに、二人目となると、手の抜きどころとかがわかってくるといいますかね、私もね、息子については授乳以外でも何度も目を覚ましては「本当に生きてるだろうか」「(冬だったので)布団の重さで圧死してないだろうか」みたいな感じでちゃんと生きてるかチェックをしてたのに、娘の時は「乳よこせ!」って起こされるまで起きませんでしたからね。
そんなこんなでですよ。
息子は結局3年生までずっと一人で登下校させてなかったのに(行きは旦那が途中まで付き添って、帰りは学童orお迎え)、娘が入学したのを機に「よし、お前達。思い切って一人で(友達はいるけど大人なしでという意味)帰ってこい!」に切り替えたんですよね。
まぁそれでもやっぱり心配で、初日は分かれ道のところでこっそりスタンバイしてたんですけど、私を見つけた時の顔が! もう!! めいっぱいズームして録画しといてよかった!
それでですよ。
さすがに毎回張り込むのもな、ってことで「次からはほんとのほんとにママはお家で待ってるからね? ちゃんと一人で帰ってくるんだよ?」なんて話をして、いざ、その日ですよ。今日はウチに帰る? それともばあちゃん家にする? と聞いたら、二人共ばあちゃん家が良いとのことで、お姑さんにその旨伝えましてね、「はー、今日はのんびりカクヨムすっかー」なんて思っておりましたら、お姑さんから電話ですよ。何事?!
お姑さん「ママ、いま妹ちゃんがそっち向かったから」
宇部「えっ? 今日はお義母さんのところ行くって言ってませんでしたっけ?」
お姑さん「それがね、私にもよくわからないんだけど、お友達と歩いてて、私の前をすーって通り過ぎていってね? 一回お家まで歩いてみる、って」
宇部「はぁあ? どういうこと?!」
お姑さん「とにかくそっち行ったから」
宇部「わ、わかりました!」
しばらくして、娘、帰宅。
ランドセルをぶん投げて、「じゃ、おばあちゃん家行くね」とか言い出したので、待ったをかけました。
宇部「娘ちゃん、朝。ばあちゃん家に行くって言ったでしょ。どうして急にこっちに帰って来たの?」
娘「ランドセル置いてから行こうと思って」
宇部「そればあちゃんに言った?」
娘「言ってなかった」
宇部「ばあちゃん、●●の前で娘ちゃんのことずっと待ってたんだよ?」
娘「ごめんなさい」
宇部「ごめんなさいはママにじゃないでしょ」
で、お姑さんに電話をして、お迎えに来てもらって――、っていう。
もうね、お前もかい、って。
実は息子もですね、初下校の時にやらかしてるんですよ。その日は学童じゃなくてお迎えに行く日で。だけど、下校時間の確認ミスでちょっと着くのが遅れたらですね、
彼、一人で歩いて帰って来ちゃって。
いや、帰って来れるんじゃん、って話ではあるんですが、ウチの通学路、歩道はないわ、途中に踏み切りがあるわで、結構危険なんですよ。そういう理由でのお迎えだったはずなのに! お前、めっちゃ笑顔で帰って来やがって! 無事に帰って来て何よりなんですが、親はもちろん、担任の先生も冷や汗ですよ。ただまぁ、息子にね、「もしお迎えが遅くなっても勝手に帰っちゃ駄目だよ」って言ってなかった我々が悪いよな、ってことでしっかり話し合って、それ以降はちゃんと待ってくれるようになったんですけども。
やっぱりこの手のトラブルは必ず一度はあるんだな、って。
そんで、これから数日後、またしても下校トラブルが起こったわけですが(先日Twitterで騒いだやつ)、それはまた後日に。
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