第1040話 プレゼント
今日はクリスマスですね。
皆さんのお家にサンタさんは来てくれたかな?
宇部家はですね、まぁ恐らく昨日の朝にプレゼントをあれこれしたんじゃないかな、って思います。もうおわかりかと思いますけど、これ書いてるの、イブですらないですから。でもまぁ、例年通りだと宇部家のクリスマスはまず24日の朝にプレゼントを居間にあるツリーの下に配置し、私がカメラを構えて、旦那に引率された子ども達がドアを開けるのを待つ、という流れになるわけです。えー、時刻は朝5時とかです。勘弁してくれ。
ただね、毎回ド平日なんですよ。今回も24日は金曜日なんですよ。ママご飯仕度もあるのよ。膨大な量の包装紙をビリビリしてる時間なんてないの、本当は。サンタさん(主に北海道の実家)へのメッセージでーす、3・2・1、どうぞー! とかやってる場合じゃないのよ。大人の事情でせめて25日(土)にずらしたいのよ。
だけど一般的にサンタさんって、親とは無関係の存在ってことになってるじゃないですか。ほんとはもうずぶずぶの関係なんですけど。そりゃあ平日だろうが何だろうが、あのヒゲの太っちょ(私はサンタさんに恨みでもあんのか)には関係ないわけですよ。来年はね、24日が土曜日みたいなので、もうそっちに期待ですね。おうおうもう来年の話かよ、ってね。鬼が笑うでしかし。
さて、良い子のところには来るのに良い大人のところにはなぜか来てくれないことで有名なロリショタ野郎のサンタさん(私はサンタさんに恨みでも)ですが、今回はですね、私のところにも来ましたよ。
忍たま乱太郎(公式)から、推し回のプレゼントですわ!
こんなのもう録画一択よ。
大丈夫、子ども達も気まぐれに忍たま録画してたりするし、これだけ実はママのやつなんてわかりませんて。木を隠すなら森の中ってね!
やたらと登場人物の多いあの御長寿アニメ、いま調べてみたんですけど、生徒だけでも57人いたんですよ。もちろん話を作りやすいキャラもいるわけですから、登場回数にはかなりばらつきがあります。そんな中、ほぼほぼ彼が主役の回ですよ。これが私へのクリスマスプレゼントじゃなかったら一体何なのかと!
子ども達が録画したやつは定期的に旦那が整理するのでいつかは消されてしまうものですから、これがVHSだったら擦り切れてるぜってくらい毎日見ています。癒やされるわぁ。
そんな、二次元の推しから癒やされておりましたら、今度は三次元の推し(娘)から、プレゼントが来たわけです。
いつもどおり、ニッコニコの笑顔で帰宅した娘ちゃんがですね、普段は週末にしか持ち帰らない絵本バッグを持って「ママー、今日わたし、すっごいことしたの!」とご報告。すっごいこと、という表現がもう怖いです。何せ、「階段からジャンプして転び、絆創膏を貼ってきた」という報告も前フリが『すっごいこと』でしたから。
もしかしてその中にはお膝が破けた着替えが――!?
にしては薄いわけです。ペラッペラ。
「くわしいことはパパに聞いてっ」
そんなことを言って、颯爽とうがい手洗いをしに、とたとたと洗面所に向かいます。
何だ、何なんだ!?
ハラハラしながら旦那の到着を待ちますと。
旦那「いやー今回はガチですごいことしたよ、娘」
宇部「えっ、何。何したの!?」
旦那「運動会の時の絵が選ばれた!」
宇部「は?」
選ばれたのです。
運動会の後で描いた絵が、市の何かに選ばれたのです。といっても入選なんですけども。
ちょ!
娘!
お前もなの!?
お前もお絵描きマン……じゃなかったお絵描きウーマンの才能あるの!?
んっふんっふとほっぺを膨らませた娘が、絵本バッグからばばーんと取り出したのは、賞状でした。絵の方は旦那が持っております。兄さんのような細やかさはないけれども、実に子どもらしいダイナミックなタッチです。性格が出てるー!
それと最後にもう一つ!
カクヨムの推し作家さんの一人である武州青嵐さんの新作!
発売されましたね! 私は今回電子書籍で買いましたわ。気になる方は青嵐さんのノートをチェックだ!
というわけで、ちゃんとね、大人の私にもサンタさんが来てくれた、という話でした。
まぁサンタさんというか、推し達からでしたけど。
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