第964話 べ、別に

 2ℓペットボトルの話をしたくて。


 好きにしろよって、思われた方が大半かと思うんですけど。


 宇部家は基本的にお茶を作るお家ですので、この大きさのペットボトルって家にないんですよ。ジュースも飲みませんので、冷蔵庫に入っているペットボトル飲料といえば、旦那の飲む500㎖の炭酸水か、コ□ナワクチン副反応対策で買った500㎖のポカリスエットくらいなものでして。


 でも、どうしても2ℓペットボトルが必要になったんですね。


 ダンベルとして。

 もちろん私のエクササイズ目的ですわ。

 いや、ダンベルを買っても良かったんですけど、普通に高いじゃないですか。あと、使わなくなった時に捨てにくいし。ペットボトルならほら、その時は資源ごみですからね。


 というわけでですね、2ℓのペットボトル飲料を買いに行ったんですよ。飲み物コーナーで長考ですよ。


 ジュースは飲みきれないし、子ども達が癖になったら嫌だから駄目だな。

 ということは無難にお茶か。

 いやアイスコーヒーという手もある。アイスコーヒーなんて昔は1ℓしかなかったのに、いま2ℓのもあるのかよ。飲み放題じゃん。


 普通に麦茶を買えば良かった、っていうのは後から気付いたんですけど。


 とりあえず、お茶にしたんですよ。おーいお茶の濃い味(以下『濃い味』)のやつ。何かカテキンいっぱい入ってて体脂肪を減らすって書いてたし、深緑色で恰好良かったから。


 開封さえしなけりゃ賞味期限も長いので、しばらくは中身が入った状態で使ってたんですけど、いや、普通に飲んで水入れた方が良いかな、って思ってですね、追加でもう一本買ったんですよ。それを飲みきったら洗って使えば良いじゃない、ってことで。


 その新入りがね、B〇SSのアイスコーヒー(微糖)でね。


 いや、違うんですよ。

 お前さんざんカロリーがどうとか(書いてない)体脂肪を減らすとか(これは書いた)書いといて、結局微糖コーヒー買ってんじゃねぇか、って思われたかもしれないんですけど、まぁ最後まで聞いてくださいって。


 いま2ℓのボトルって、持つところが凹んでて持ちやすくなってるじゃないですか。それがですね、濃い味のボトルはですね、ちょっと浅いんですよ。その部分が浅い上に太いんですよ。ちょっと説明が下手くそで申し訳ないんですけど、持つところ(くびれ部分)の側面がですね、約8㎝(くびれ一周32.5㎝)だったんですね。それに対してB〇SSの方は7㎝(くびれ一周30㎝)。


 これはですね、手が小さい、というか指が短い人間には大きいんですよ。濃い味の方は持ち続けるのが辛いんですよ。


 普通に注ぐ時も何か持ちづらいなって思ってはいたんですけど、ダンベル代わりにして使っていると、もうマジで親指の付け根辺りが辛いんですよ。


 まぁそういう理由なら仕方ないよなぁ、ってことで、濃い味の方は普通に飲みきってしまおうということで、B〇SSのアイスコーヒーをもう一本買ってきましたわ。これはもう急いで飲みきらないといけませんから。


 だから、微糖のアイスコーヒーをがぶがぶ飲んでいるのは早くこのペットボトルを使いたいだけだけなんだから! べ、別に飲みたくて飲んでるわけじゃないんだから! 無糖じゃなくて微糖にしたのもそっちの方が早く飲めるってだけなんだからね!


 ってよくわからないツンデレヒロインみたいなことを考えながら飲みましたわ。


 そんで狙い通りに二本あっという間に飲みきりまして、晴れて持ちやすいペットボトルでダンベルエクササイズです。問題は、美味しかったのでまた飲みたくなってしまうところでしょうか。

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