第961話 見ちゃったんだよなぁ

 最近ですね、何か身体がホラー映画を求めている気がしたんですよ。ホラーといえば夏、みたいなところあるんですけど、夏場は逆にホラーというホラーを見ていなかった気がします(ただしジェイソンさんは除く)。


 そんでほら、もう10月に入りましてね。いやーこのペースならカクヨムコンよゆーですわ、って調子こいてたら案の定詰まってきまして。だいぶ終盤の書きたいシーンは書いてるんですけど、そこに到達しねぇのなんの。


 こりゃあ駄目だ、ちょっとリフレッシュだ、ってなことで、悪魔祓い系のホラーを二本見たんですけど(こないだここで書いたやつです)、もうちょっとホラー入れとくか、みたいな話になって。私の脳内でそういう話になって。


 で、Twitterのですね、鍵垢じゃない方のアカウントがあるんですけど、そっちの方でちょっと『ミッドサマー』が盛り上がってて。


 ちなみにこの『鍵垢じゃない方のアカウント』ですが、どちらかといえばこっちの方が裏アカウント扱いです。なぜって、完全に閲覧用で、お気に入りの絵師様をフォローしているだけのやつだからです。それでその、絵師様がですね、やたらとミッドサマってたものですから、そんじゃいっちょ見てみっか! って。


 というわけで今回も映画のお話なので、ちょっとでも興味があって見てみようかなって方で、ネタバレは御免被りたい派の方はここでお別れです。さよならバイバイ元気でいてね。


 ただ、冒頭でも触れた通り、これもホラー(R15らしいです)ですから。見る予定なんか微塵もねぇ! もしくは、一度きりの人生だし、いつかどこかで見るかもしれないけどネタバレ上等だい! って方はこのままお付き合いください。



 ホラーはホラーなんですけどね、殺人鬼も出て来ませんし、悪魔とか霊とかでもないんですよ。結局怖いのって人間だよね、集団心理って怖いよね系のやつ。

 最初はね、のどかで良いんですよ。舞台がスウェーデンの田舎でね、アメリカの大学生がそこ出身の留学生と一緒にその村に行ってね。わー、何か素敵な雰囲気ー、って。ほら私、北欧好きだから。ま、一番好きなのはアイスランドなんですけど。


 奇祭ですよ、奇祭。いや、そこの人達的には祝祭なんですけど。

 奇祭ったらなんかもう、アマゾンとかそういうとこの謎の部族的なイメージなんですよ、私は。だから逆にね、これがアマゾンの謎の部族の話なら心構えが出来たんですよ。ていうかアマゾンの話ならたぶん見てないんですよ。うーん、どうだろ。やっぱり見たかもしれませんが。


 北欧のね、何か良い感じの自然の中でね、夏至でね、まぁ『ミッドサマー』ってタイトルがそもそも『夏至』って意味だったんですけど。


 儀式ってことでふつーに人が飛び降りるわ(即死級の高さから)、息があればハンマーでトドメだわ、基本的に勧められるお茶にはヤクが混入されてるわ、なんですよ。


 そんで、最終的にはそこの村のダンス大会で優勝して女王になったヒロイン(病み気味)が「他の女と✕✕✕した彼氏は生きたまま焼く刑に処すわ。――は? ヤクのせい? 知らんがな」っていう。

 まぁ、他の女との✕✕✕だけが原因じゃないっぽいんですけどね。なんかもう全体的に最近の彼、私のことわかってくれない的な鬱憤もありそう。

 ただ、鍵穴から覗いた時に、全裸のオバちゃんズに囲まれつつ、怪しい動きをしている彼氏の尻が飛び込んできたらね、そりゃあ「よっしゃ、生きたまま焼いたれ」ってなりますわ。なるかな。


 もうね、衝撃的すぎて、色々と。やべぇやべぇ。やべぇの見ちゃったわ、って。何か癒やされるやつ見ないと、って。Amaz◯nPrimeをざかざか探して。


 これだ!

 お前に決めたァ――!


 スポンジボぉぉぉ――ブ!!!


 ひたすらズボンが四角いだけのスポンジ野郎を流してね、ウフフ、こいつら馬っ鹿だなぁ、ってね。それでメンタルをどうにかしました。


 メンタルをガッタガタにしたい方や、宇部さんたらホラー好きとか言っといてザマァねぇぜ! って方にお勧めします。


 宇部さんが駄目なら私も駄目だ、って方は見ない方が良いです。


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