第941話 シェ
もうすっかり秋ですね。
秋といえば食欲の秋です。
ただ、私の場合は多少食欲がなくなる夏以外は大体『食欲の●』なんですけど。ただ今年の夏は思い返してみれば、そう大して暑くなかったんですよ、秋田県は(なのでよく食べました)。暑い日ももちろんあったんですけど、寝られないほど暑いってこともなかったな、って。
そんで我が家は居間以外にエアコンがなくてですね、まだまだ家族全員起きてる時は居間にいるのでそれでもいっかなーってことで各々の部屋(寝室)には扇風機くらいしか設置してないんですけど、去年がもうめちゃくちゃ暑かったものですから、我々の部屋にウィンドエアコンをつけてみたんですよ(窓の形状的に子ども部屋にはつけられない)。
なのに、ほぼ活躍の場がなかったという。来年頑張れ。いや頑張るような事態にならないでくれた方が良いんですが。
とまぁそんなこんなで夏も終わり、秋の到来です。熱々メニューが美味しく食べられるので、私はもうウキウキです。
さて、それと関係があるのかはわかりませんが、またしてもお菓子売り場にちらほらとピスタチオ系の商品(限定?)が並ぶようになりました。
もうウチの旦那はですね、しっかりと教育されていますから、『ピスタチオ』というワードを目にするや否や買い物かごに突っ込むようになりましたから。
最初は色と雰囲気だけで判断していたらしく、そのせいでカカオ●%系の激苦チョコを買ってきてしまったこともあり、まさに苦い思い出になってしまったものですから、今度は文字を読むようになったとのこと。偉い。失敗から学べるホモサピエンスなのです。
で。
コンビニに行った旦那が買ってきてくれたのが、これまた高級感のあるパッケージのピスタチオ菓子でした。10cmくらいのチョコバーが3本入っているやつ。『オペラ・ピスターシュ』という名前で、『シェ・シバタ』とも書かれておりまして、それはどうやらお店の名前みたいなんですけど。とにかくもう名前からして高そう。
それは良いんですけど、
シェ、って何だろ、って。
最初、『シェ・シバタ氏』かな、って思ったんですよ。ハーフとかそういう方なのかな、って。もちろん、調べたらすぐにわかることなんですけど、すぐに調べないのが、皆さんご存知のこの私。
(もちろんさんざん喜んだ上で)
宇部「ところでこの『シェ』って何?」
旦那「『シェ』、『シェ』……『シェフ』の『シェ』?」
宇部「ありそう!」
旦那「きっとそうだよ、シェフ柴田って意味だよ!(頼むぜ、グーグル先生!」
シェ、『家』って意味でしたわ。
柴田家、みたいな意味なのかな?
アットホームな職場ですね。
そんで、まぁそもそも『シェ』のスペルもですね『chez』で、『シェフ=chef』とは違ったんですけど。でもほら、おフランスの方ではそう書くとかね、そういうのがあるかもしれないじゃないですか。
で、もう一つ気になったのが、その箱の上の方にですね、これを監修したパティシエさんである柴田武さんのサインが書かれてたんですよ。柴田さんと店名のサインみたいな。
一流のパティシエともなるとサインまで考えねばならんのか……?
これはアレか? お皿にチョコレートとかで書いたりするやつなのかな? シャレオツ!
ただ、個人的には料理じゃなくてお皿の方に字とか模様みたいな感じでソース的なものを乗せられるのがちょっと苦手なんですよね。そこのソースをこう、拭って(言い方よ)食べる感じになるじゃないですか。どうしても食べ終わった後が汚く見えるというか、かといって、きれいに拭き取ったら拭き取った(言い方よ)でなんか卑しくないかな、とか、そういうことを考えちゃうんですよね。その、舐めたんじゃないかしら、この人、みたいに思われないかな、って。
まぁ、それは置いといて、ピスタチオのチョコは美味しかったです。何か高い味がしました(馬鹿みてぇな感想)。
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