第831話 それさえ変えておけば

 831話ですって。

 あれですよね、831ったら。


 831やさい

 だから今日は野菜にまつわるお話をしようかと思ったんですけど、何かあったかしら、野菜にまつわるエトセトラ。


 まぁ大きな括りでお料理の話に持ち込みますけど。


 基本的にご飯仕度は私の役目なのですが、一応共働き(私はパートだけども)ということで2日ほどは旦那にお願いすることもあります。旦那のご飯はやはり男のご飯! のイメージそのままな感じで、お野菜が少なめだったりする(ただし焼きそばの時はすげぇ具だくさん)ので、なるべく私が作る日にはお野菜を多めに、と意識しているわけです。


 私の中で、どんなにお野菜が高くなっても根菜だけはほぼほぼ変わらぬお値段だと思ってたんですけど、ここ最近のじゃがいも、めちゃくちゃ高くないです?


 近所のスーパーで「どうだ!」みたいな顔して『北海道産男爵1個98円!』ってポップが貼られてて、「いや、一袋の間違いでは?」って思いましたもん。違うじゃん、1キロ入った袋で、でしょ? って。


 全然そんなことなくてびっくりしました。何があったのじゃがいもお前。


 だからね、今夜のメニューに困ったらコレ! でお馴染みのカレーもなかなかの高級料理扱いですよ。


 そんな中、宇部家に優しいのが水菜とキノコ類。根菜が助けてくれないなら、これで頑張るっきゃねぇ。


 宇部家の冷蔵庫、常に数種類のキノコと水菜がスタンバイされている状態です。キノコはですね、お味噌汁要員です。あと、かさ増しというか賑やかしポジション。煮物とか炒めもののボリュームがアレだな? って時にしれーっと投入します。


 そんで水菜はサラダです。

 この子、案外良い仕事するのね。実家ではまず登場しない野菜だったので、私のレパートリーなんてサラダしかないんですけど、どんな味のサラダにも合う。


 そうそう、それでですよ。

 今日はね、ドレッシングとかタレ関係の話をしたくて。料理の話っていうか、タレの話。野菜でも何でもなくなったわ。


 いや、ドレッシングね、だいたい使い切れないんですよ。こう、微妙に残しちゃって、そのまま冷蔵庫の奥に追いやられて、気づけば寿命を迎えてるんですよ。まぁ開封しちゃった時点で賞味期限とか関係なく早めに使い切らなきゃなんですけど。


 で、タンスの肥やしならぬ冷蔵庫の肥やし状態になって、大掃除とかの時に全部出して、わーって中身捨てて――、って。ほんと地球に優しくない。


 だから、最近はドレッシングを作るようにしたんですよ。作って、もうかけちゃう。我が家のサラダはすでに味がついている!


 私がいつも見てるお料理(?)ユーチューバーの方の動画だと、ドレッシングって、そんなに肩肘張るような感じじゃなかったんですよ。油に調味料混ぜときゃ出来る(言い方!)みたいで。何かもっとこうすごい面倒臭いと思ってましたし、バルサミコ酢とかそういうのがないと駄目だと思ってたというか。


 和風は、醤油、ごま油、だしまろ酢(普通のお酢でも良いのかもしれないけど、ちょっと勇気が出ない)。

 コールスローは、マヨネーズをだしまろ酢で伸ばす感じで。

 イタリアンは、オリーブオイルににんにくチューブと塩コショウ(私はトップバ○ュとかのハーブ入り塩コショウも混ぜてる)。

 シーザーは、コールスローのやつに粉チーズをドバドバ(言い方!)かける、と。


 これによってね、冷蔵庫の奥にあったドレッシングの墓場が解消されたわけです。

 ほら、味付けさえ変えれば例えサラダの中身が同じでもいっかなーって。


 そうやってね、だましだまし乗り切ってます。

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