第762話 じゃあ舞台はSAかな
さて、KACのお題エッセイはまだまだ続きますけども、ネタが下りてきたらお題エッセイ以外も書きます。鉄は熱いうちに打て!
いや、第756話でですね、ジェイソンさんからどう逃げるかみたいなの書いたんですけど、そのコメント欄でですよ、こういうのが新作のネタになったりしますね、みたいな話になったんですよね。そういうところからこうやって1話書けたりするので、ほんとこのエッセイ、皆さんに支えられているな、と。
まぁ、書くかどうかは別としてですね、大まかな内容としてはこうです。
殺人鬼から逃げていた被害者Aさんが、トラックに轢かれて異世界に転移する。
次のトラックに殺人鬼も轢かれて、彼もまさかの Go to 異世界。
先に異世界に飛んだ彼は、これで殺人鬼からも逃げきれたし、チート能力ももらってハーレム展開キタコレ! と脳内カーニバル状態。カモン、駄女神。いっちょ俺にチートスキルを授けてくれ!
と思ったら、殺人鬼、遅れて到着!
みたいな。
タイトルはどんな感じでしょうね。
『Wトラック転移 ~不死身の殺人鬼から逃げていたらトラック転移したけど、まさかそいつもトラック転移するなんて!~』とかそんな感じですかね。ええ、安定のセンスのなさ。苦手なんですよタイトルつけるの。いま流行りの長いやつも、何かいま風にならないというか。
まぁいいや、とりあえず『Wトラック転移』ということで、『ダブトラ』と略すことにします、ここでは。
さて、このダブトラですね、もう少し突っ込んで考えてみましょう。
まず、Aさんが轢かれた後も次のトラックが来てくれないと殺人鬼が出遅れてしまいますので、都合良く次々とトラックが通るようなところが舞台となります。
もうそうなるとやはり高速道路とかになると思うんですが、問題はですね、殺人鬼は車の運転出来ないんですよ。何せモデルがジェイソンさんであるからして。それにAさんも車だったとしたら、さすがの殺人鬼も追いつけませんしね? 100キロババァじゃないんですから。
だからまぁ、あれかな、って。SAかな、って。サービスエリアなら良いのかな、って。高速のね。そのサービスエリア、癒しスポット的な感じで滝とかがあってですね。そこに住んでるタイプの殺人鬼なわけですよ。カップルがいちゃついたらそこから出て来て惨殺する感じですかね。
そんで、Aさんも、ちょっと良い感じの同僚(♀)と一緒にドライブデートでここを訪れましてですね、「ここ、いわくつきの滝があるんだぜ」とか何とかいって彼女を怖がらせ、「キャー、怖ーい」「ハハハ、僕がついてるじゃないか(ギュッ」とか企ててたわけですよ。そしたらもうザバーッてナタを持ったホッケーマスクの大男が……ナタを持ったホッケーマスクの大男って時点でもう色々アウトですけど、とにかく出て来るわけですよ。そんで彼女の方は、どうにか彼からキーを奪ってすたこらさっさと逃げるわけですよね。女ってそういうところあるから。
もうA氏、走って逃げるっきゃない状況!
うおおおおお、って道路に飛び出して、トラックで……となるわけです。そしてそれを追うように殺人鬼も……ですよ。もうね、○○流通とかのトラックドライバー、真っ青ですよ。自分の前を走っていたトラックに異変があったと思ったら、今度は自分なんですもん。えっ、前のやついま人轢いた?! とか思ってたら、ていうか俺も轢いちゃったけど、えっ、轢いたやつどこにもいないぞ!? みたいな。
そんで一足先に異世界に飛んだAさんはもうウッキウキですよ。彼ラノベ読者ですから、この後の展開なんてもうわかりきってますから。チート&ハーレム、略してチーレムですよ。何なら駄女神のおまけつきですからね。来い! 俺の異世界! って思ってたら、女神じゃなくて殺人鬼が来ちゃった、っていう。
だからもう彼はNOスキルNO女神でまた逃げ続けるんですよ。
ってそんな話、どう着地させたら良いのよ。
そんで、せっかく『ダブトラ』とか略称まで考えたのに全然使わなかったな。
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