第748話 男性視点の~
って、そんな感じのコンテストが始まったみたいですね。恋活とか婚活体験談の。
しかもこれ、ノンフィクションらしいじゃないですか。
ということはですよ、当方、女性ですんで、どう頑張っても無理なのでは。って、まぁ恋活も婚活もしてないんで、フィクションならまだしもノンフィクションは絶対に書けないんですけど。
特にこれについては書く予定もないので良いんですけど、私この『恋活』っていうのがいまいちよくわからないんですよね。
婚活は、結婚するための活動じゃないですか。就活が就職活動なので、つまり婚活ったら結婚活動なわけですよね。
じゃあ、恋活っていうのは、恋愛活動ってことですよね。恋愛するための活動、っていう。
いや、恋愛するための活動って何。
恋愛って、何かもう、勝手に始まらない?
結婚や就職とは違わない?
あっちはほら、書類上の手続きっていうかそういうのがあるというか、役所とか企業が関わってくるというか、その人の社会的なステイタス部分に関わってくるというか、そういうやつじゃないですか。
恋愛ってそこまでかっちりしたものではなくない?
と、いままで勝手に恋愛が始まっては敗れてきた私なんかは思うわけですよ。何せこちとらコメディタグ有りの現代ドラマ主演女優ですからね、そうそううまいこと成就せんのですよ、私の恋愛回。
初めて同級生に告白してOKもらえたは良いものの、そこから目が合うだけでも意識しちゃって恥ずかしくて一言も話せなくなり、そのまま自然消滅してみたりですとか、2個上の先輩に「好きです」って告白したら「それで?」という返事が返ってきたことに動揺して「それだけです」と返してみたりですとかね、そんな感じなんですよ。先輩への告白の件で私は学びましたね、「好きです」だけではダメなんだな、と。もっと具体策が必要だったんだな、と。付き合いたい、とか、とりあえず卒業前に言っときたかっただけ、とか。そこまで言わないとダメだったんだな、って。
あと、割とノーマークだったはずのクラスメイトを好きになった時は、ついうっかりそれを文化祭準備中の女子の集まりでしゃべってしまい、その中の数人が彼の魅力に気付いてしまう、という失態を犯したりもしましたね。
大学生の時は他校の先輩(餡子屋さんのせがれ)が好きで、それで餡子を作れるようになろう! ってよくわからないはっちゃけ方をしましたけど、結局告白する前に撃沈しましたし。とりあえず餡子作りのスキルだけは会得しました。
そんでその後、同い年の彼氏が出来たわけですけど、最終的には浮気された挙句にネズミ講(この辺は例のカフェ小説を読んでいただけると)でしたからね。
もうね、私の恋愛こんなんばっかりでしたから。ネタにはなるけど、全然うまいこといかねぇ。
なのでね、まぁノンフィクションの恋愛失敗話ってんなら、こっちにはいくらでもあるわけです。けれども男性視点ですからね。
それで、そうそう、その恋活の話なんですよ。
私なんかは昔相当に惚れっぽかったので、ちょっと仲良くなるとか優しくされるとすーぐ好きになっちゃうもんですから、何の心構えもないまま恋愛が始まるんですけども、何、いまのご時勢って、恋愛を始めるにも何かしらの地盤というかそういうのが必要だったりするんですかね。恋愛するための環境作りとか身体作りとか必要だったんですかね。
あれ、もしかしてそれをしなかったからずっとうまくいかなかったとか?!
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