第540話 ビバ手作り
いよいよお盆シーズン突入ということでですね、小学校に通っている息子は夏休みなんですけども、娘の保育園もぼちぼちお盆休みでございます。
というわけで、宇部家全員休みデーが出来てしまったわけですね。
本来ならばここで、
「よーし、いっちょ車飛ばしてどっか行こうか!」
となるわけですが、ただでさえコ□ナ。
それでもほんの数日前まで秋田県は新規感染者もおらず平和だったんですが、クラスターなるものが発生してしまったらしく。とはいえ、都会のそれとは比べ物になりませんけどね。でも、えー、うそ、このド田舎で? 集まるだけの人いたの!?(失礼) っていうね
まぁ、私達が住んでいるところから結構離れてはいるんですけど、同じ県内ですからね、ちょいとビビります。やめやめ。お家が一番。
じゃあ、お家の中で何する?
って話になりますよね。
私としては一日中だらだらしてカクヨムしたりお裁縫していたいわけですが、まさかママだけのびのび過ごすわけにはいかないのです。そこで、こういうお休みの時にしか出来ない、ちょっと大掛かりなことをしようぜ! と旦那を案を出し合いましてね。
①みんなでお菓子作り
→知ってる? 君達が普段食べてるお菓子って実は手作りも出来るんだ。ええっ?! お菓子ってこんなにバターと砂糖入ってるの?! これ本当に食べても人体に影響ない? って心配になること間違いなし!(ちなみにママはダイエット中だよ!)
②何か工作する
→息子の夏休みの工作で、A4サイズの額を使ったステンドグラスもどきを作ったので、今度は小さい写真立てとかで娘も一緒に作らせてみようかな、と。
とまぁ、こんな感じになったわけです。
もうすぐお盆のお食事会(実家で集まって何か食べる)なので、ギリギリまで体重を増やしたくないものですから、正直この①は避けたいところですよね。そんじゃ②で、ってなるわけですけど、ここでまた問題が勃発したわけです。
大雨。
材料を買いに100均に行くのめんどい、っていう。
じゃあもうあれだ、とにかく家にあるものでどうにかしよう。創意工夫だ。創意工夫って言葉大好き。
で。
よし、皆ですごろくを作って遊ぼう! となったわけです。
とはいえ、完全に0から作るとなると、たぶん半日以上かかるので、作った後で遊ぶことも考えると、ある程度こちらで準備をしておかないとな、って思うわけです。
というわけで夜のうちに、大人達はせっせと準備です。気分は保育士さん。
家にいつも大量にある折り紙に大きな〇を4つ描き、その〇の中に『いっかいやすみ』とか『ふりだしにもどる』などを書き込みます。これをたくさん用意して、それから、サイコロとコマを厚紙(子どもの肌着とかを買うと中に入ってるやつ。型紙用に取っといてる)とクリアファイル(これも型紙用)で作成。これであとは、翌日、子ども達に折り紙の〇を切り抜いてもらって、大きな模造紙(これも型紙用)に道になるようペタペタ貼らせる、と。
この方法を思いついた時、私天才だな、って思ったんですけど、普通に『手作りすごろく』って検索したらそんな感じの画像がありましたわ。ううん、さすが私、全然誰でも思いつくやつ!
で、準備してて思ったんですけど、サイコロって作るのめちゃくちゃ難しいですね。一応頭の中でイメージしたんですよ? まず、六面あって、そんでのりしろが必要だから――って。
いやそれこそ『サイコロ 作り方』とかで検索すれば良かったんですけど、何でしょうね、ちょっと意地になってたのかな。以前息子がですね、もちろんのりしろとかそんなのは完全に無視でしたし、定規すら使ってなかったんですけど、展開図を描いてサイコロを作ってたんですよ。のりしろがないから、とにかくテープでべたべた貼って形にしてたんですけど。それを見てたので、大人の私がネットを頼るわけにいかない! ってね。
まぁ、普通に失敗しましたわ。
何、私、義務教育受けて、さらに高校にも行って、大学にも通わせてもらったのにサイコロ一つ満足に作れねぇの?! ってね。愕然としましたよね。
愕然としましたけど、まぁ、今後の人生でサイコロを作ることももうないでしょうし、まいっか!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます