第528話 リハビリ的な

 つい先日なんですけども、『角川キャラクター小説大賞』に応募してたやつがですね、無事、落選しまして。無事って何だよおい、って感じではありますけども。


 いや、ここ最近ですね、すっかりWEB小説慣れしてしまったというか、20万字も30万字も続けられるような話ばかり書いてたと言いますか、スパッと終わらない話が多かったんですよ。日常系っていうんでしょうか(たぶん違う)。


 小説を書き始めた頃は、プリントアウトして郵送する感じの公募によく出してたんですけど、便利な時代になったもので、それがそのうちデータで送れるようになり、いまではサイト内でちょっとタグをチェックするだけで応募完了なんですもん。そんで、カクヨムコンもそうですけど、サイト内で募集する感じのコンテストって字数制限がないやつもあるじゃないですか。だから、どんなに長くなってもOKみたいなのがあってですね。なーんかこう、もともとオチが弱いタイプではあったんですけど、それがさらに弱くなった気がするわけです。そういや公募でもらった評価シートには『カタルシスが弱い』みたいなことも書かれてましたね。


 そんなわけでですね、よし、いっちょ、10万くらいでばしーっと完結するやつ書いてやるぜ! そんで何かしらの公募に出してやんぜ! というノリで出したわけです。それが落ちたわけですね。


 まぁいいや、次があるさー、ということで、ほら、最近カフェ小説も書きましたんでね? 今度はこれを10万字くらいにして、別のやつに応募してやんぜ! なんて思っているわけですけど、これ、ジャンル一体何……? どこのレーベル向けなの……? と。まぁ単なる不勉強なんですけどね。


 ただ、あれですよ。

 カクヨムコンもそうなんですけど、公募に出すと必ず考えるのがあれですよ。


 いや、これまかり間違って書籍化したら、色々どうする?! っていう。


 色々って何よ、って話なんですけど、まずはあれですよね、旦那にどう打ち明けるか。そして、職場に何て言うか(副業禁止だけど、これは副業としてカウントされるのか否か)。普段は、そこまで書籍化にはこだわってないわーみたいにちょっと格好つけてるわけですけど、やはりコンテスト前後はちょっとギラついちゃうわけです。


 さすがに書籍化ってなったらもう隠しきれない気がするんですよ。

 もう一切手直しもしません、煮るなり焼くなりどうぞ! なんてこともないわけですから。ここはもっとこうした方が良いとかそういうやり取りがあるらしいじゃないですか。いやー、そんなことになったらもうどうしたら良いのか。


 そんな『とらたぬ(捕らぬ狸の皮算用)』をね、するわけです。

 そんで、落選して、がっかりすると共に、「ああ、まだ隠しておけるな」とほっとしたりもするわけです。


 あと、『とらたぬ』といえばですね、「やばい、書籍化したらゆくゆくはサイン会(コ□ナ終息後)とかあるかもしれないから、ダイエットせねば!」というのもありますね。いま私がエアロバイクを必死に漕いでいるのは、そういうのもあるから! 皆さんにね、このたるんだ身体をお見せするわけにいかないからね!? もうほんとあれだから、首から下だけでも北川景子さんみたいにならないかなってね。


 あ、ちなみに私がサイン会を開催する場合は、覆面被りますから。顔出しNGです。

 で、カクヨム作家さんの中には「来てみたは良いけど、よく考えたら自分も顔出しは嫌だな」という方がたくさんいそうなので、受付でカクヨムIDなどを提示すると、持参した覆面の装着OK、という『お互いに覆面システム』を採用しようと思っています。覆面を忘れた方は、こちらで目の部分に穴をあけた紙袋を提供いたしますので、安心してご参加ください。


 なお、現在のところ、書籍化の予定もサイン会の予定もございません。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る