第404話 ディ○ニー映画とインド映画の共通点
いや、こんなこと書いたらね、ディズニー(伏せ字はどうした)ファンからもインド映画ファンからも怒られますよ。怒られるで済めば良いけど。最悪殺傷事件に発展しますからね。こんなのね、正直全然バズってないこのエッセイだから書けるんであって、私がフォロワー数5桁くらいのツイッタラーだったらもう大炎上ですよ。火事と喧嘩は江戸の華って言いますけどね、さすがの江戸っ子も「これは……ちょっと笑えねぇなぁ」ですから。ちょっとはしご車まだ? ってなもんです。ていうかここは東北なんですけど。
まぁ、そんなことは良いです。
毎回毎回手を変え品を変え(言うほど変えてない)、こうやって予防線張ってますけど、大抵何の話題にもなってませんからね。ビバ言論の自由。
というわけで。
いや、先日金曜ロードショーか何かでですね、『モアナと伝説の海』やってましてね。子ども達に見せてやろうと思って録画したわけです。トイストーリーも大好評でしたから、きっとこれも気に入るぞ、と。で、もちろん面白い面白いって言って見てくれてるわけです。良し良し。南国なんて行けませんからね、せめてこれで行ったつもりになってくれ。
一応これもディズニープリンセスのカテゴリに入るみたいですね。お姫様ってわけじゃないですけど、島の長の娘さんのお話なので。私は家事の合間ですとか、こうやってエッセイを書いている時にちらちら見た程度なので、何となくしかストーリーなんかもわからないんですけど、いや、ディズニーは歌が耳に残りますね。めちゃくちゃ良い曲。
――え? そこがインド映画との共通点だろうって?
やだなぁ、違いますよ。
いや、ヒロインは良いんです。
モアナちゃん、とっても可愛い。ハワイとかニュージーランドでしょうか、あの辺りの人がモデルなんでしょうね、健康的な小麦色の(小麦色って結局どんな色かわからないけど)肌に、豊かな黒髪。そんで、ちょっとむっちりしたボディ。おばちゃんになりますと、ガリガリのスレンダーな子も可愛いんですけど、ああいうむちっとした子も最高にキュートに見えちゃう。だからね、それは良い。
問題はあれよ。王子様枠っていうんですかね。モアナですと、伝説の英雄であるマウイというのが、その枠なんですよ。彼、すごいんですよ。もう上半身ほぼ入れ墨でしてね、最早それ服でしょ? ってレベルなんです。まぁ、文化が違いますんでね、それは良いです。体格もまぁ素晴らしくてですね。とにかくデカい。スモウレスラーか、ってくらいにデカい。髪ももじゃもじゃ。うちの子達からは大層ウケが良いビジュアルでしたが、正直「ううむ、これが王子様枠かぁ……」と思ったり。いや、正直私もああいうデカい男は嫌いじゃない。むしろどっちかと言えば好き。だけど『王子様』ポジションとなると、ええ――……? と思ってしまうわけで。
ここなんですよ。
インド映画もですね、まぁこれは正直私の好みの話になるんですけど、髭もじゃだし、すらっとしてるわけでもないし、タオルなのかマフラーなのかよくわからないもの首に巻いてるしで、文化が違えば美の基準も違うわけですから、それは仕方がないんですけど、「ええ……これが主人公……?」感があるわけです。
が!!
これがですね、映画の終盤ともなりますとね、先述の『モアナ』のマウイもめちゃくちゃ恰好よく見えるんですよ。ラグビーのオールブラックスが試合前にやるハカでしたっけ、ああいうのをやるシーンとかあるんですけど、もう変な声が出るくらい恰好良かったですから。
そんでインド映画の方もですね、あの過剰な演出とか、やたらを首のタオルをバサバサするタオルアクションもすべて込みで彼が恰好良く見えてしまうという。
もうそういった意味でね、ディズニー映画とインド映画って似てるな、って。ただそれだけの話なんですけどね。
あ、ちなみに私こんなこと書いてますけど、インド映画って『ムトゥ 踊るマハラジャ』しか見たことありませんから。そんなんでよくここまで偉そうに書けたな、と。
やだなぁ、それが私じゃありませんか。
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