令和2年1月

第316話 新年早々正月と関係ない話

 皆様、あけましておめでとうございます。

 紅白はどちらが勝ちました?

 それとも『笑ってはいけない~』を見ましたか?


 これを書いているのはもちろん昨年のことなので、全くわからないわけです。それと恐らくというか確実に、これが更新される頃、私まだ寝てますからね。ぐうぐうですわ。正月くらい寝かせろ。


 なんて言ってもいられないんですけどね、だってここ、旦那の実家ですから。普通は誰よりも早く起きてあれやらこれやら動かないといけないところですよ。けれどもお姑さんが優しいものですから、良いのよ良いのよ松清さん、休みの日ぐらいもう少し寝てなさいな、ってね。ではお言葉に甘えますぐうぐう……って寝ちゃう私も私ですけどね。


 さてさて、そんなこんなで今年も始まったわけですけど、豊富とかね、そういうのは良いかなって。そんな固い話してもねぇ、って。これ、そういうエッセイじゃないですから。


 だから今日は高校生の頃の謎過ぎる話をしようかと思って。


 高校何年生の頃の話なのかは覚えてないんですけど、友人に付き合って携帯ショップに行った時の話なんです。携帯料金の支払いなのか、それともプランの変更だったのか、機種変ではなかったと思うんですけど、とにかく付き添いしてたんです。閉店間際だったか、お客さんは私とその友人のみ。接客してくれたのは店長さん(おじさん)でした。


 とにかくまぁ暇なわけです。

 何せ20年も前の話ですから、カクヨムも当然ありませんし、することといったら店内をうろうろして新機種をチェックするとかそんな感じになるわけですけど、チェックしたところでホイホイと替えられるものでもなく。だから、暇だなぁって思いながらカウンターのビニールマットに挟まれている料金プランのPOPとか見てたんですよ。


 そしたらですね、そのPOPおかしいんですよ。


 ああいうのって、カタログとかの料金プランのページを切り取ってたりとか、同じ絵だけど見やすいようにもう少し大きく伸ばしてたりとか、まぁそんな感じのやつじゃないですか。この説明で伝わったかわかりませんけど、とにかくイラストじゃないですか。ファミリー割引なら、家族の絵があって、この人とこの人は通話料金が無料だよ、みたいな。


 それがね、全部写真なんです。


 まぁ、だとしてもですよ。写真だとしてもね? ちゃんと家族っぽい感じだったら全然問題ないと思うわけです。


 なんかね、全員同じ人なの。でも全部違う恰好してるのよ。って書くと、一人で何役もこなしてるんだな、すごいな、って思ったかもしれない。それは違う。違うと断言出来る。


 なぜならそれは、確かに全部違う恰好ではあるけれども、ただ単に違う服を着てるってだけの女装したおっさんだったからです!


 いや、何度も言うように20年も前ですからね? 写真も何か荒いわけですよ。だから、ちょっとアレな女性の可能性もある。あるけど、私には完全におっさんに見えたわけです。ついでにいえば――、


 わけです。


 で、私がその写真と店長さんをチラチラ交互に見ておりますと、さっきまで普通に接客していた店長さんがですね、


「アラァ? 気付いたぁ?」


 っておネエ全開の声で言うわけです。友人もびっくりですよ。だってほんの数秒前まで普通のおっさんだったわけですから。


 副業だったのか、ただ単にそういう趣味で出入りしてるんだったか忘れましたけど、その手のお店に良くいるらしくて、そっちの方の名刺ももらった記憶があります。


 いま思い出してもわけがわからなすぎて夢だったんじゃないかと思います。でも、名刺は確かにもらったんですよ。捨てちゃったので証拠も何もないですけど。


 そんな少々ホラーテイスト(?)なお話で2020年、スタートでございます!

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