第313話 全部消えるとかね

 年賀状、間に合いました?


 宇部家はですね、準備だけはそこそこ早いのです。準備とはいってもあれですよ、毎年お世話になってる年賀状ソフトを買ってくるってだけなんですけど。だから今回もね、ばっちり買ってきました。


 もうね、どっからでもかかってこいや、年賀状! ってなもんです。


 ただ、今年はね、ちょっと問題がありまして。


 ほら、このエッセイでも書きましたけど、私、PCを買ったんですよ。ひいこらひいこらってあれやらこれやらって設定してね、えぇー、これどうやんの~? ってなりながら色々なものをお引っ越ししたわけです。


 ただね、今回のは安いやつなんです。前回はえーと、NECとかだったんですけど、今回のはLenovoだったかな、そういうやつ。もうとにかくネットとワードとエクセルだけ! って思って。


 そしたらですね、まぁー容量が少ないこと少ないこと。本当は何かもっとこう手はあるんでしょうけど、私の技術じゃ無理でして。あんまり色々引っ越すとパンパンになっちゃうみたいなので、泣く泣く厳選したりして。

 

 その中にあったのがそう、年賀状ソフトの住所録。もう疲れちゃって、後でで良いやー、ってなってたんですね。で、それがいまになって効いてきたわけです。さて、これどうやって引っ越すのよ。


 というわけで、何かしらの空ディスクを用意して、引っ越してみたわけです。なぁんだ簡単簡単。ここでもうやりきった感じになっちゃって、『今年の年賀状・第一幕』は終了です。


 さてさて、クリスマスも目前にせまり、そろそろ年賀状やべえんじゃねぇかって話になりまして、ここから『第二幕』が始まるわけです。葉書も買ってきました(旦那が)。年賀状ソフトの本の中からデザインの目星もつけました。よっしゃこれで行くぞ! ソフト起動! うおおおおお!


 その時、不思議なことが起こったのです。


 仮面ライダーBLACKなら「ハイ来たコレ」って展開なんですけど、どちらかといえばこれ、ライダー側じゃなくて怪人側ですから。それで打ちのめされた感じですから。もうタイトルでわかりますよね。


 ないの、住所録。

 消えてるのよ。不思議すぎる。不思議なことが起こりすぎてる。


 でもね、じたばたしたって仕方ないですし、もう諦めて作り直しましたよ。去年の年賀状引っ張り出してね。こちとら趣味で10,000字も20,000字も書いとんじゃい! WEB作家(13円)舐めんな! ってなもんです。


 そもそもそんなにいませんから、出す人もね。

 もう少しして子ども達の世界が広がったらぐぐーっと増えるんでしょうけども、いや、ていうか小学生なら自分で書けって話か。


 とりあえずあっという間に終わりました。ふふふん、タイピングは昔に比べてだいぶ早くなりましたからね。


 とまぁそんなこんなで年賀状は何とか間に合ったわけです。

 しかしまぁどうしてまた私はこうネタに愛されているのか。


 最早この程度の失敗なら、ちょっと美味しいなって思ってますから。

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