第134話 このタイミングで!!
ってことがありましてね。
あれですよ、アレ。
ほら、こないだカクヨム3周年記念選手権があったじゃないですか。それの皆勤賞の図書カードがね、発送が少々遅れてます、っていう。アレ。
私ね、何と運の良いことに、それとはまた別にチーム対抗応援ツイートの方でも図書カードをもらえることになったんですよ。うひょー。
ただひとつ問題があるわけですね。
そう、私はこのカクヨム活動を家族には内緒で行っている、という。
もうね、脳内で色んなテーマが流れましたよ。ミッションインポッシブルのやつとか、007とか。
バレるわけにいかないのです。こういうところからもバレるわけにいかない。とか言いつつ、結構のんきにTwitterとかやってたりして、そこからどうにかしてバレるかもってことについ最近気が付いて鍵垢っていうのにもしました(フォローはお気軽にどうぞ)けど、とにかくKADOKAWAさんからの封筒を家族に――というか旦那に見つかるわけにいかないわけです。
皆勤賞とか応援ツイートのやつとかが発表された1週間後くらいから、もうトム・クルーズとかピアース・ブロスナンの雰囲気(どんな)を醸し出しつつ、毎日郵便受けをチェックしたりしてね。そんなに早く届くわけがないのに。
でも、家族の中で、日曜と祝日以外は私が一番早く帰宅するので、このように帰宅後すぐにチェックすればほぼほぼ私が回収出来るわけですよ。全然楽勝。全然楽勝ミッションなわけ。ミッションポッシブルなわけですよ。
ところがね。
そりゃあさくっと私が回収していたら、ここにこんなこと書かないわけ。
じゃあ、何が起こったのよって話になるじゃないですか。
いや、ほら、皆勤賞の図書カード発送が思いの外遅れてます、みたいなお知らせがあったじゃないですか。連絡つかない人でもいたんですかね、仕方ないです。結構な人数いましたしね、大変なんでしょう。ええ、そういうことなら待ちますとも。別にそんなそんな急いで買いたい本があるわけでも――って、こういう図書カードって使うに使えないですけどね? いやー、私は使うかもだなぁ。使い切ったやつを保管するかも。ヤフオク? メルカリ? とんでもない。自分できっちり使いますとも。
ただまぁ、遅れてるみたいだし、そんなに毎日チェックしなくても良いか。ここまで遅れてたら、発送する時にはまたお知らせ来るでしょ。
なんて気を抜いていた(確か)翌日のことです。
旦那「はい、KADOKAWAから何か来てるよ」
宇部「(まさかこのタイミングで来る!?)あ、ああありがとう。う、うん、はい、これね、ああはいはい」
で、出て来たのが、その応援ツイートの方の図書カード、っていうね。完全にそっちはノーマークでした。というか、皆勤賞が遅れてるなら、こっちも遅れると思ってましたし。
よ、よしまだイケる。
もし万が一、「何だったの?」なんて聞かれてもまだイケる。
一応旦那は私がTwitterやってることも知ってるし(カモフラ用に、適当な芸能人とかをフォローしているやつ)、小説サイトで作品を読んでることも知ってる。だから、その小説サイトのキャンペーンで応援ツイートしたら当選したって言えば良いのだ。1ミリたりとも嘘ではない。この部分に関しては。
よし、イケる、イケる……。
どっからでもかかってこいや……。
白いマットに沈めてやんよ、とね、正義のパンチをスタンバイしてね。いや、旦那は決してルール無用の悪党ではないんですけど。だけども、良いぜ、かかって来いよとね、待ったわけです。
――が。
聞いてこないんか――――――――――いっ!
聞いてこないのでした。
聞いてこないならこないで、それもまたちょっとそわそわするんですよ。
もしかして何もかもお見通しで、あえて黙ってくれているのかも、とか。
もしかしてラノベの新人賞の結果とか、そっちの方で想像してるかも、とか。
かといって、いっそ聞いてくれ、とはなりませんけどね。
例えすべてがバレているとしても、私がそれを知らなければ、バレていることにはならない!!
というわけで。
えー、皆勤賞の方も遅れて届きましたが、さすがにそれに関しては、こっちでもう凝りましたので、しっかり毎日チェックして回収しました。
こういうのに参加するの楽しいんですけど、ここの部分がもう何よりもスリルですね。だったらやらなきゃ良いじゃんって話なんですけど。いや、やりたいじゃんよ。
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