第129話 似すぎてて、むしろ問題がある
今回もね、基本的に知らない読者様を置いてけぼりにする回なんだろうなって思いつつね、だけどほら、それがこの宇部ッセイの味でもあるんじゃないかなとか思いつつね、まぁ、もしもの時の救済措置として、今度は犬派か猫派かのアンケートにしようかなとかね、まぁそういうことを考えつつですわ。
大学生の頃、レポートを書く時にはとにかく一文を端的にしろってあれだけ言われたのにね、この一文がすごく長くなる癖、なかなか治らないのですわ。ごめんね教授、私は元気です。
さて、そんな前振りは置いときまして。
このわけのわからんタイトルと、そのやたら長いワンクッションで何を語りたいかって話なんですが、今回はね、ウルトラマンの話をしようかなって。もう伏字にすらしないから。大丈夫かしら。円谷さんに怒られるかしら。怒られるっていうか、消されるかしら。
いや、ほら、これは割と有名な話だと思うんですけどね、あれよ、あれ。
『ウルトラ6兄弟って【兄弟】とか言ってるけど、ガチの兄弟ではありません』ってやつ。
何かネットの方でやいやい言われてて、何がどこまで本当なのかわからないので、とりあえずその辺の話は全排除で私の記憶オンリーという最も信用ならないソースでお話しますけれども。
まぁとりあえず、あの仲良し6人は、ガチの兄弟ではないのです。それはね、有名だから。この辺まではオッケー。良いじゃない、義兄弟ってやつでしょ。ヤクザの世界では何も珍しいことじゃないじゃない。てことは何、彼らヤクザだったの? おうおう、ウチのシマ荒らしてくれたなぁって? 確かに!!
だけど、タロウは唯一あの父と母の子どもなのです。
そうね、そういう設定だったわね。末っ子の甘えん坊ね。すーぐ調子に乗っちゃったりして危なっかしいけど、何でしょうね、末っ子一番強いみたいなね。そりゃ6兄弟の中で一番新しい(TV的に)わけですから、これが能力的に微妙じゃあ盛り上がりませんから。「兄さん!」とかいってハグしてくるの良いけど、タロウお前一番ガタイ良くない? うわーちょっと見ない間にまた背伸びた? みたいなね。そりゃそうよ、だってあなた、あの父と母の実子様よ? それにほら、いまの子って発育良いから。食生活が欧米化。
で。
問題は、タロウが、父にも母にも一切似てないってことでしょうね。
角? 角あるじゃんって? うん、確かにね。でもさ、その角にしたって、何ていうんだろう、形が違うっていうか。父のは円錐だけど、タロウのは角錐じゃん? 何、年と共に丸くなっていくの? 昔は俺も尖ってたなぁって? そういうこと?
まぁ良いでしょう、父がそう言うのなら。
ただね、タロウ、セブンに似すぎだよね……。
何ていうの? 目元がそっくりとか、そういう次元じゃないの。あの頭の謎の模様(剃りこみ?)とか、額の緑のやつとか、胸の模様とかね、もうそれ全部セブンのやつじゃん? ねぇ母、ドキッとしたでしょ、いま。
もうね、先祖帰りとかそういうの信じたくなるレベル。おじいちゃんがセブン系だったのかな? みたいな。いや、たぶん誰よりも父がそう思ってると思うんですけど。
だからね、何か、セブンの母とタロウの母は姉妹だとかね、そんな話もあった気がするんですよ。でもそれこそネットでやいやい言われてることもあって、それが公式の話なのか何なのかわからんのです。
まだ汚れきってなかった幼少時代は、やっぱり兄弟だから似てるんだ! なんて思ってましたけどね。義兄弟ということを知ってしまったら、もう清い心では見られませんや。
赤の他人なのにここまで似ることってある……?
さてはスーツ使い回し……?
角つけただけ……?
ってね。
そっちかよ。
まだウチの子ども達は何の疑問も抱かずに見てくれてますけど、いつか、
「ねぇママ。セブンとタロウは本当の兄弟じゃないのにどうして激似なの?」
って聞かれる日が来るのかもしれません。
これは赤ちゃんがどこからくるのかと聞かれるより難しいですよ。何せコウノトリ作戦が使えませんから。
ほんともうどうしてくれるのよ円谷さん。
というわけでね、私はやっぱり金太郎(仮名)を飼っていたこともあって犬派ですけど、皆さんは犬派ですか、猫派ですか?(唐突に雑な質問で誤魔化しながら締める力業に出る)
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