第128話 名前をつけると愛着がわく
って、聞いたことありません?
だから逆に家畜に名前つけちゃうと食べられない、みたいなのもあります。大丈夫、食べたりはしません。
まぁ、名前をつけるといえば、大体がペットですよね。
小さい頃、気付けば家に犬がいまして。おそらく私が産まれる前に飼ったんだと思うんですけど、何せ赤ちゃんだったものですから、物心ついたら、「うわ、犬いる!」みたいな状態といいますか。外で飼ってましたしね、身体も弱くてそんなに外に出られなかったこともあって、犬の存在をあんまり知らなかったのかもしれません。
なので正直このファーストわんちゃんについては、残念ながらあまり思い出もないわけです。セカンドわんちゃんが以前書いた金太郎(仮名)です。こちらとは思い出がたくさん。
次は金魚。
お祭りの金魚すくいですくったやつです。これがまぁ長生きしまして。といっても1年なんですけど。これまでお祭りの金魚というのは良いところ数ヶ月だったので、さすが私! と、餌くらいしかやってなかったくせにね。金魚鉢で、エアーとかそういうのもなかったのに、長生きしてくれました。
その金魚ちゃんの名前が『きつね(仮名)』でした。どうして、『きつね』にしたんでしょう。普通の真っ赤な金魚だったんですけど。きつね要素0なんですけどね、幼き頃の私の感性大丈夫か。
で、翌年。弟がお祭りですくった金魚を入れたら、きつね(仮名)はその翌日に亡くなりまして。彼は私からだいぶ責められたものです。
その他にも、ぬいぐるみにも名前を付けたりして大事にしていたわけですが、覚えているのは『ビタミン』と『カロチン』。もうどうしたんでしょうね。不足してたんでしょうかね、その2点が。足りないのはそれだけじゃないはず。
あとは、愛車ですね。つってももちろん自転車ですけど。ナイスミドルって名前でした。新車なのにすでに良い年のおじ様感がありました。私は颯爽とそのナイスミドルに乗って高校に通っていたわけです。そう、つまり、高校生になっても名前をつけていたわけです。もうほんと頭おかしい。
さて、時は流れ、現在。
さすがにね、もうそんなそんな名前をつけたりしませんって。
もうね、そうでなくてもカクヨムでは名付けで苦労してるってのに、これ以上悩みたくないわけです。
が。
車には名前があったりします。
いや、ナンバープレートがね、『〇〇56(仮)』みたいな感じなんです。そしたらもうゴローじゃん? ゴローって呼ぶじゃん? しかも、別に指定したわけじゃないのに、2台連続で『〇〇56(仮)』だったら、もう運命感じちゃうじゃん?
そんなわけで、宇部家では愛車を『ゴロー(仮名)』と呼んでいるわけです。ガソリンがなくなると「ヤバい、ゴローお腹空いてるんじゃない?」「先にゴローにご飯食べさせないと」なんて会話が飛び交うのです。もうあれね、ペット感覚というか、家族の一員。そのうちしゃべりだしますよ。ナイ〇ライダーみたい! ヒュ~ウッ!
そのせいですかね、子ども達がガソリンスタンドを見ると「車のご飯屋さん」って言うの。これ、教育的に大丈夫なのかなぁ……。
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