好きなことを、好きなだけ

第117話 急に書きたくなるやつ

　あるじゃないですか。

　いま見てるやつ（ドラマ、アニメ、漫画などなど）の影響を受けたりとかして、もう内容とかもぜーんぜん決まってないくせに書きたくなっちゃうやつ。

　ありますよね？

　ありませんか？

　とにかくキャラが書きたくなっちゃって困るわけです。

　何せストーリーが０ですから。

　いまちょろっと仮面ライダードライブ見てるんですけど、これ見ちゃったらもう、あれ書きたくなっちゃうわけですよ！

　自信家の弟！

　しかもお姉ちゃん大好きっ子、っていう。

　困るわけです。

　私といえば兄×妹！　この構図ですから。何せもうこれが大好物ですから。

　姉×弟はKACでうんと泣けるやつ（当社比200％）書きましたけど、それっきりですしね。そもそも双子でしたし。

　その上、私の男主人公はほとんどがヘタレだ！　大好きヘタレ。

　これは致命的！　このまま書いたって単なる二次創作で終わるパターン！！

　あとね、書きたいといえば、やっぱりヒーローものなんですよね。ていうか、何なら途中まで書いてるわけです。これどうにか続き書けたら次のカクヨムコンに間に合わないかなぁ、なんてひそかに思ったりしてね。いまのペースなら確実にアウトですが。

　じゃあそこに入れたら良いじゃんって思うじゃないですか。

　ところがそれも厳しい。

　だって、それの主人公って、おっさんなんですよ。おっさん。40代の。しかも相棒（？）は息子と来たもんだ。いまのところヒロインはお母さんだよ。そんな話でどこにねじ込めるのか、と。

　ずーっとね、書きたかったんです、ヒーローもの。

　コメディ全振りの『ヒーロー見参！』じゃなくて、悪役視点且つバトル要素皆無の『毒島君シリーズ』でもなくて、もう本当にちゃんとしたバトルもあるようなやつを。

　だけどね、へったくそなのよね、バトルシーンが。致命的すぎる！

　しかもよくよく考えたらですよ、これ、売れる要素ある？

　おっさん主人公、相棒は息子、ヒロインはお母さんって、これもうほんとどうすんの。しかもヒーローものだよ。魔法もないよ。異世界なんか行かないよ。大きな声じゃ言えないけど、モデルはウルト〇マンだよ！　大きな声で言っちゃったし！

　もうね、あるいはBLだったら……？　ってそれくらいまで考えたりした。

　そう、あるいはBLだったなら、チャンスもあったかもしれない。

　おっさん（40代）×ヤング（20代）がウケるかどうかは置いといて、だ。

　置いといたとしても、父×息子の近親相姦になっちゃうわけでしょ？　BLなんだから。そこへきてwithお母さんだよ！　もう人物相関図描きたくないよ！　ついでに言うとおじいちゃんも登場予定だよ！　予定も何も現段階では１話から登場してるよ！　もう何だこれ。大丈夫、そこん家！？　倫理的に限りなくアウト！！　私のカクヨムライフも終わりですよ！

　というわけでね、安易にBLに走るのは良くないよねって。もちろん書けるわけもないしね。

　それはそうと、弟よ！　自信家タイプの弟よ！　お姉ちゃんラブの弟よ！　ああもうこれで何か書きたい！

　しかしネタがないんだぁぁぁぁぁ！！！！

　うおおおおおおお！！！！

　と思ったら、カクヨム甲子園、大人も参加出来るんですね。お題もあるし、こりゃあもう姉×弟で書くしかない。ていうか書いた。大人は15,000字までの短編でしか参加出来ないみたいなので、受付スタートまでに別のお題でも書きたいところ。

　しかし、あれですね。

　勢いで俺様を書いてみたわけですけど、そんなに俺様じゃないんですよ。私の引き出しにいないんですもん、俺様。俺様修行の旅に出ないと。