第60話 次の餌食は……

 お前だ――――――――――!!! 無地Tシャツ――――――――!!!


 というわけのわからない感じで始まりました、本日のエッセイ。大丈夫、いつもわけわからないから。

 もう他のやつ書かないでこればっかり書いてる、最近。いけない子ですよ、宇部さんは。


 いや、昨日ね、お休みでしたの。

 だから日がな一日パソコンでね、そう、画面下にiTunesが潜んでることでお馴染みのウチの隠密君でね、何回か見てるアニメを流しながら(BGM代わりに)、昨年の秋ごろに姑が大量に買い込んだウチの子ども達の服にお名前を書き書きしてたんですよ。ほら、シーズンオフってことで安くなるじゃないですか。それをね、姑が毎回どっさり買うんですよ、来年用って。もちろん大きめのやつをね。ありがたやありがたや。

 息子(スレンダー)の方はまだサイズが追い付いていないというまさかの展開(でも半袖だからまぁいっか)だったのですが、問題は娘(魅惑のむちむちボディ)。いまの時点でジャストサイズ。ということは、秋口までもう一切の成長(横方向への)が許されない、という事態に……! もともと息子は、1月生まれということもあって身体が小さいんですけど、娘は8月生まれでクラスでも大きい方なのです。しかし、年齢差は3歳なのに服のサイズが1つしか違わないというのは……はて……?


 ま、いっか。可愛いし!


 で、これが私の餌食になるわけです。私の好物は無地やボーダーのTシャツなのです。無地&ボーダーTがどっさりあったのです。イエア!!


 いやほんと何の話ってね。

 あのですね、加工ですよ。加工ってほどでもないけど。ワンポイント刺繍とか、『きりえプリント』っていうやつでアイロンプリントするってだけなんですけど。


 というのも、もうさんざん書きましたけど(さんざんっていうほどは書いていない)、息子がね、特撮が好きなんですが、いま放送してるやつじゃないんですよ。誰が悪いって親の遺伝子が悪いんですけど。だから、彼が好きなキャラの服とかってないのです。あってもクッソ高い!


 じゃあ、作るしかないじゃん……?


 もともと作ることは大好きな私。

 彼がまだばいきんまんに傾倒していた頃は、夢のマシン『だだんだん』の顔のポーチも作りました。売ってねぇよ、こんなの、と思ってましたけど、意外と売っててびっくりしましたが。でも作りました。フェルトで。

 その後はクロスステッチ(刺繍っつってもほぼこれしか出来ない)で昭和ライダーをちくちくと。図案はネットから拝借。厳密にはクロスステッチの図案じゃないんですけど、アイロンビーズの図案でイケます。個人で楽しむ分には良いだろう、と。販売はしません、絶対。ご当地ヒーローとかのもあったりするので、それを縫ったりもします。宇宙刑事もね。

 で、あとはアイロンプリント。これはウルトラマンの怪獣とかですね。さすがに使えそうな図案がないのです。昔のウルトラマンのOPって影絵だったじゃないですか。なので、主にそれを使わせてもらいつつ。


 でもこれもいつまで有難がって着てくれるのかなぁ、って。ちょっとしんみりもするんですよ。いつかそんな日が来るんだろうなぁ。来なかったらまずいけど。

 

 ――娘?

 娘のはそもそも無地Tがないのです。姑はス―パ-ラブリーなやつばかり買ってくるものですから。それでもそれに「これにも仮面ライダーちくちくしてぇー」って持ってきたりもして、「そ、それに……?」と戸惑ったりもしますが。


 そんなこんなで、小説に行き詰まるとこういう作業に流れてしまう私でした。


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