第2話 名刺代わりにこちらをどうぞ②

Q、好きな作家を三人教えてください。

A、これも難しいですね。絞れるか!っていうか。


①京極夏彦先生

 大学生の時にハマりました。電子書籍なんてない(あったけど普及してなかっただけかもですが)時代だったので、あの辞書並みの厚さの本を鞄に忍ばせるのは……忍びませんでしたね、完全に。財布よりも化粧ポーチよりも存在感がありました。内容はもちろんですが、余韻のある文章が好きです。最後の一行に痺れまくった記憶があります。そう、余談ですが、私は最後の一行を先に読んでしまう癖があります。最後の一行が最高(自分的に)だともうウッキウキで読みます。

②山田詠美先生

 有川浩先生とも迷ったんですが、恋愛小説の師匠といったらこの人かな、と。何ていうんですかね、性描写もバンバンあるような話なのに、いやらしくない。すれた女性の話のようで、実はものすごく純粋だったりとか。美しい文章はものすごく勉強になりました。

③江戸川乱歩先生

 御大ですね。もう、ほんと。

 好きになったのは小学生だったと思います。病気がちで本ばかり読んでいる子で、部屋の隅っこで人間椅子とか読んでたら親は心配しますよ。かいけつゾロリとか読め!ってなります、たぶん。しかしウチの親はその辺放任(?)で、何でも良いから(良いんだ?)本はたくさん読みなさいって感じでした。ありがたや。

 影響受けまくって作文の授業なんかでは「宇部はもっと子どもらしく書きなさい」と言われた思い出。



Q、作業環境を教えてください(パソコン?スマホ?まさかの手書き?)

A、パソコンとスマホです。

 じっくり書ける時はパソコン。そうじゃない時はスマホです。家族に内緒で書いているので、使い分けています。



Q、一日で最長何文字書いたことがありますか?

A、時間とネタがあった時、30,000字くらい書いたことがあります。世に出せるレベルかは別として。プロットと言って良いのかわからない箇条書きのメモを見ながら、大枠をだーっと書いて、読み直しながら訂正したり膨らませたりするので、一日で大体の流れは出来ても完成するのに時間がかかります。


Q、執筆時のお供は?(飲み物、食べ物、BGMなど)

A、飲み物はコーヒーです。うーんと濃いやつ。でも牛乳とか豆乳をたっぷり入れればOKかな(何が)、と。

 食べ物は食べたり食べなかったり。食べるとすればチョコ。

 BGMはもう色々ですね。その時書いている内容に合わせたりもします。ヒーローものを書いている時は特撮ソングを聞いたり、【果樹園の~】を書く時はモデルにしたユニットのを聞きます。イメージが沸きそうで。あとは、もう何回も見た映画を流したりもします。


Q、最初に小説を書いたのはいつ頃ですか?

A、2014年ですね。【魔法使いとコーヒーを(最初に書いた時は『珈琲』ではなく『コーヒー』でした)】を他サイトに載せたのが最初です。ドライブ中に急に思い立って、よし、書いてみよう、と。こういう魔法が出て来るような(現代ファンタジーとはいえ)話っておとぎ話以外に読んだことないんですけどね。ハリーポッターも読んだことないですし。なのに生まれて初めて書いたのがファンタジーという。


Q、最近の悩みは?

A、腰痛です。あとは、ひたすら眠いこと。もう若くないのね……。



Q、最近面白かった本、漫画、ドラマ、映画はありますか?

A、面白かった本は、もうカクヨムで★をつけたりレビュー書いたりしたお話ですかね。カクヨムがあるおかげで(?)最近本を買うのが減ったような……(笑)

 ドラマは最近のは見てません。が、勇者ヨシヒコはDVDで借りて見ました。

 映画は一時期『南極料理人』を毎日見てました。「寒いところ(寒いなんてもんじゃないけど)でご飯、最高!」って。



Q、この先の予定とアピールをお願いします。

A、いまはオリヴィエの7日目と毒島君シリーズの続きを執筆中です。あと、国見兄妹の話を長編で書こうかな、と構想中。

 実はもうすぐ【果樹園の指と釣具店の声】が完結します。こんなに長いのはさすがにもう書かないだろうな。そしてこれが終わっちゃったら私のラブコメ枠がなくなってしまうなぁ、とも。ちょっと、いや、かなり寂しいです。

 私は自分の一番好きなジャンルっていうのがいまだにわからなくて、コメディで書いているつもりでもついつい辛い過去とかドロッとした嫌な話を混ぜちゃったりしちゃうんですよね。もしかしたら暗い話が書きたかったりするのかもしれない。でもやっぱりどこかで笑いを入れたくもなるし、男女が2人出てくればちょっと良い関係にしたくなっちゃったり。書いてて恥ずかしくなるので、恋愛の描写は結構苦手ですね。

 そういえば、文のリズムを気に入ってくださる方が多くて、ちょっとびっくりしています。

 異世界系のファンタジーはふわっと優しくてふわっと不思議な感じのを書くので、剣と魔法でモンスターをバッタバッタと倒すような爽快な内容をお求めの方は読まない方が良いかと。逆にちょっとのんびり平和な話が読みたいと思う方はぜひ。


 以上、カクヨム作者への10の質問でした。

 執筆に詰まっていたところだったので、何だか良い気分転換になりました。


 


 

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