応援コメント

第三十一譚 《春》をご覧にいれましょう」への応援コメント

  • すっかりセツとクワイヤさんが大好きになってしまったので、早く早くどんどん読みたいという気持ちにかられるのですが、描写があまりに素敵なので、焦る気持ちを抑えつつじっくりと味わわせていただいております。

    「冬芽は微睡みを経ずに膨らみ、新緑がぱっと弾けた。
    歓喜の産声をあげるように若葉が繁る。」

    こちらの描写などは、ただ新緑が芽吹いたことを表すだけではなく、ようやく咲けた命の喜びや、生き生きとした力強さも同時に感じさせてくれますね。白い風景の中に、ぱっと若い緑があざやかに生まれた様子が愛おしいです。
    とりわけ難しい言葉を使わずに、簡潔にこういう表現ができるなんて、しかも全編に渡り同様の、とてもたくさんの目を奪われる美しい描写があるなんて、本当にすごいです。

    クワイヤさんは、まさに、童話から抜け出てきた妖精のように可憐で美しいですね。
    セツの燕尾服姿はすごく似合いそうです……!
    警戒していた町の人たちが、はなびらを受け取ってくれたシーンで嬉しくなりました。
    エンダが、セツが生きていたことに、ホッとしてくれたことも嬉しいです。クワイヤさんはまだご立腹みたいですが、でもそこもかわいい(笑)言葉はなくとも通じ合うふたりの姿がまた素敵です♪

    作者からの返信

    ひとつひとつ、描写にまでこころを移しながら読んでいただきまして、感謝の言葉もございません。ほんとうに物書き冥利につきます。
    季節の美しさを描写したくて書き始めた小説だったので、根のない春とはいえ、春の描写を書けたときの感動はひとしおでした。ちょうど執筆していたときも冬でした。冬は美しくて好きな季節なのですが、家族の体調が優れなかったのもあり、春を待ち望んでいたときだったので、よけいに春への憧憬が美しく書きあげられたのだと想います。

    エンダ…は、ほんとうにいいひとなんですよ。善人だからこそ板挟みになってしまったわけで……幸せになってほしい人物のひとりです。

  • なんか、エンダがホッと安堵したように相好を崩す――と言う文面を見て、本意ではなかったと確実になって、春の訪れと同時に心が温かくなりました。

    作者からの返信

    橘 月さん 暖かいお言葉をかけてくださいまして、ありがとうございます。
    エンダは憎まれ役というか、愛するものの為に悪い役割を担わねばならなかったのですが、決して悪人ではありませんので、そのように仰っていただきまして非常に嬉しいです。エンダはただ、ハルビアと町が好きで護りたいと望んでいるだけなのです。
    誰かを護りたい。誰かを助けたい。ただそれだけなのに、その想いが悲劇をまねいてしまうのはなぜなのでしょう…ままならないものです。