第135話どうにかなるかもしれない。
この国の必死さが凄い。部屋を借りてその晩は泊まる事になったのだが。その部屋での出来事だ。
凄い美女と美少女が3人いた。性癖に対応した人選なのだろう。女性、少女、幼女。こんな感じだ。何故ここにいるか訪ねると。
「商人様のお世話をさせて頂くことになりました。何なりと、どのような事でも、お申し付け下さい」非常に嬉しい申し出ではあるが。止めておこう。
まず二人は守備範囲外だし。初対面で無防備になるような行為をする程、俺は豪胆では無いのだ。故郷のそういう場所であれば多少は考えなくもないが。この世界では無しだ。故郷であってもある程度の立場にあれば無しだが。
「それでは3人には、ベッドに入っていて貰えるかな?トイレ以外で出るのは無しだ」
女性がお待ちしております。と言うとベッドに向かっていった。俺か?床とは言わないがお泊りグッズで寝ますよ? 敷布団モドキと羽毛布団。最低限の結界を張って寝る。
と思ってた時期が俺にもありました。やっぱり惜しいんだわ。体が若返ってるお陰でまぁ元気な事で。こんな所でやらかす訳にもいかず、3時間くらいは寝付けませんでした。どこかからヘタレ野郎とか言われそうだが、どう言い訳してもその通りです。
結局数時間は寝たから良いが、少々眠い。布団をたたみ、支度を終え。ベッドの三人に指示の解除を言ってから部屋を出る。女性は一睡もしてない感じだ。申し訳ない事をしたのかもしれない。少女は寝起きって感じだった。幼女は未だぐっすり眠っている。
子供のうちの睡眠は大事だ。是非スクスクと育ってほしいものだ。
王に挨拶と共に朝食を取ると、先日の話どおり土地を見せてもらえるとの事だ。
結果だけ言うと、この国はこの世界では稀なくらい国民を大事にしている事が分かる。
食料不足である状況で無理やりにでも、国民全体に食料を回そうとしてるのが分かる。土地だが、まず水が足らない。地下水源が無い訳ではないはずなのだが、多分深すぎるのだろう。農作どころではない。水があれば土壌改善を多少すれば何とかなりそうだ。
一番驚いたのが、スラムが無い事だ。孤児はいるが全て国の孤児院で面倒見ているようだ。医療もある程度国の物としてやっている。全て財が無ければやれない事だが、それだけはこの国にはある。支払えるだけの顧客という事だ。
どういう風に商品をプレゼンしていくか。
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