Cat CODE ~砂漠から始まるメロディー~

ELEC VULPES

第1話 砂に埋もれた弦楽器

焼き付ける様な日差し、カラカラに乾いた大地、時々巻き起こる砂嵐...

ここはジャパリパークのキョウシュウエリアにあるさばくちほー。

そこのある洞窟に1人のフレンズが住んでいた。

大きな耳と熱しやすく冷めやすい性格が特徴のスナネコである。

「ふぁぁ〜...今日もヒマですね... 何か面白いことでもないですかぁ?」

寝起きのおぼつかない足取りで洞窟の中を歩き回るスナネコ。

その時彼女は砂に埋まった謎の物体を見つけた。

「わぁ?何ですかこれ?」

砂から取り出したそれは不思議な形の木製の箱で、6本の糸の様なものが張られている。


ポロローン♪


持ち上げる時にその糸状なものを弾き、心地よい音が響いた。

「おぉ〜...綺麗な音ですね〜」


ポーン♪ パーン♪ ポロローン♪


夢中になって、それを弾き鳴らすスナネコ。

不思議と飽きる素振りがない。

「にしてもこれは一体何でしょうか?

そうだ!ツチノコなら何か知ってるかも知れません!」

そしてスナネコは自分が掘った穴からバイパスに出て、遺跡へと向かった。

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