第6話始めての魔法

自身のこれからの目標とも呼べるものが決まったところで伊藤は先の戦闘について振り返る

「なんで魔法出なかったんだ?スライムさんじゃなきゃ確実に死んでた・・・足痛いし?テンプレ通りだと頭に思い描くとか想像するって感じで発動だし俺の固有スキル的にやり方は間違ってはいないはずだから集中力が足りなかったのかな?」と伊藤は考え実行に移すため目を閉じて自分が思う魔法を思い描いていく「まずは炎だ、RPGの醍醐味だしゲーム内の演出は、かなり見てる」

そう言いながら伊藤は、右手を前へ出し炎をイメージしていく、すると手のひらから紫色の蛍火のような光が出始める「きた?きたか?」その時伊藤のイメージは、完了した

「今なら・・・撃てる!! メ◯!!」伊藤がそう言い放ったと同時に伊藤の手のひらの蛍火は、突如として姿を変えその幻想的とも呼べる見た目から一変燃え盛る紅蓮の業火へと姿を変え星空が霞むほど燃え盛りながら空へと打ち上がる・・・空へと打ち上がった火球は月明かりが照らしていた雲に巨大な穴を開けながら上へ上へと上がり爆破し、凄まじい爆風が伊藤を襲い、しばらくあたりは明るかった

伊藤は、震えながら「メラゾー◯やないすかぁー・・・メ◯想像したつもりがメ◯打ったどこぞの大魔王様想像しちゃったかな・・・」といいステータスを確認した

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