見習い調理師コンビニから異世界へ
@aoki_3
第1話自分が選んだ道だけども…
「あぁー異世界でも何でもいいからここじゃないどっかいきたいなぁ…」そんな事を伊藤 啓は呟いた、伊藤は見習いの料理人だ毎日朝早くから仕込みに入り、営業後は先輩達の包丁を研いだり在庫の確認をして夜遅く帰る日々「やめてぇ」タバコに火をつけながら帰りの車内で誰に届くわけでもない想いのうちが口からこぼれた昔は日本で名を轟かせる料理人になるなどと豪語したものだが毎日擦り減った彼の思いは180度別の物へと変わってしまったようだ。「なーんで料理しようと思ったんだっけな…てゆーか料理人は、ブラック中のブラックだって気づけよ…休みはないは、朝から夜までこき使われて月の給料家賃払ってタバコとガソリン代に使って残り二万ってクソブラックやないかい…店ではほぼ掃除、皿洗いの雑務だし料理人ですらないし…」話したら楽になるとは、言うが彼のストレスは、増すばかりだった。タバコを吸い終わり続けてもう1本吸おうとして彼は気づいた「あ、無い…はぁーコンビニいくか」昔は絶対吸わないようにしていたタバコもストレスで擦り切れた彼には唯一の支えだった。「コンビニのアルバイトも夜遅くてしんどそうだな…」そんな事を考えながら伊藤は店内へと踏み込んだ入店時に流れるあの間の抜けたようなメロディーが流れる。…事は無くそこは異世界だったって妄想が現実だったらなぁと思いながら踏み込んだ場所は何もないただ真っ白な空間に椅子が置いてあるだけの場所だった
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