第2話 白いコノヨ

俺は白鏡しろかがみ りん。享年20と言っても、成人式を迎える前に自殺をしたから成人ではなかったが。

皆は分からないだろう?最後の誕生日プレゼントが死だなんて。

あ、後。自殺だけど自殺じゃないよ。友人が俺を殺した。しかもその友人の親が警察のお偉いさんらしくもみ消されたんだって。


それでなんでかまだ生きてる。もう死んだと思ってたら前が明るくなって、目を開けると白い部屋にいた。そこにはえらく露出度の高い服を着た幼げな女性が居た。


俺「・・・。」

女性「あの、大丈夫です?」

女性は俺を心配そうに見てくる、

俺「大丈夫も何もどちらさん?」

そう聞くと、オドオドしながらこう答えた

女神「あ、す、すいません!あいさつが遅れました。わ、私はこの「地球」の担当をしている言わば神様です。」

神ぃ?んじゃここは某異世界に行く前の神の部屋なのか、

俺「はぁ。で、その神様がこの一般庶民に何か御用なんでしょうか。」

女神「は、はい。えっと、その、誠に言いにくいのですが。」

俺「早く言ってくれ。」

女神「す!す、すいません!その、貴方は地球にて死亡してここに来てしまっていて、」

俺「そうだな。」

女神「そこで貴方が死ぬ際、強い願望の様なものが体から溢れ、今の状況におります。」

この流れは!まさか異世界に行ける流れでは!

俺「それでその願望とは?」

女神「『復讐する』という願望でした。貴方思ってないでしょうが心の中では懇願に近い願いを思っていました。」

まじかー、やり返しだったか。

女神「そして、神との会議の結果。力を与え、現世へ送り返す事になりました。」

俺「わざわざ、帰ることになるのか。それでその能力は?」

女神「え、えらくスパッとしていますね。それは戻った際に「ステータス」と念じれば画面があるのでそれで見れます。」

俺「後のお楽しみなのか。んで、いつ帰れるんだ?」

女神「『ある二人』と会って貰って送り返しますので、こちらへ。」

と言われながら案内されたのは、

俺「和室か」

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