ヤバイ、表示されない

 お次は、扉部分。この辺りから、こだわりを出したくなります。

 スタイルシートのファイルも作り、こんな感じにしたいなというイメージを、書いていきます。

 プレビューで見た目もきちんと確認しながら。


 そして、Readiumで確認。そうしたらなんと、全く表示されず、真っ白のページです。

 表示するためのファイルが見つからず、エラーになっているのではなく、ファイルはあるけれど、表示されていない。エラーメッセージも無し。うーん、困った。

 エラーメッセージがあれば、そこから悪い部分を直していけるのですが。


 こういう時は、ひとまずこだわりは横に置いておいて、できるだけ単純にして、それで表示はできるのかの確認から。これはOK。

 となれば、こうしたいとこだわって入れたどこかが、上手く表示されない原因になっているのでしょう。

 ひとつずつ、この指示はOK、ここを入れたらダメを確認していきます。

 結果、どうやら位置の指示がまずかったみたい。リフロー型で、それはできないってコトだったのでしょう。固定型なら、大丈夫かもしれません。


 とりあえず、できる範囲で工夫をして、扉ページは終了です。



 さて、次は目次です。どこからでも呼び出せる方ではなく、本の目次の方です。

 この目次ページからも、各話に跳べるように。

 こちらも、プレビューで確認しながら、扉で失敗したものは使用せずに。


 で、確認。

 今度はエラーメッセージです。どこの位置におかしいのがあるよって。

 ファイルに戻って見直すものの、おかしな所はありません。

 ところが、キーボードの左右を押して、一文字ずつ移動していけば、2回押さないと移動できない部分があります。どうにも、見えない文字が隠れているようです。


 ネットで検索してみれば、MacでATOMを使用していると、見えない文字がいつの間にか入っている場合があるようです。

 これは、なかなか難敵です。

 意図せず、不意に入ってしまって、見えないからパっと見わからない。その上それが原因でエラーが発生する。


 なんとかならないものかと、調べて、「show-ideographic-space」というパッケージを改造することで、可視化。

 入ってしまうことは防げませんが、入ってしまった場合にすぐに見つけて修正できます。

 これで、目次ページもエラー無く表示できて終了。



 さて、次はメインの本文です。まあ、ここはちょろっと確認に入れておくだけです。

 こいつはなんと、プレビューから表示されません。

 タグを閉じ忘れたり、"を閉じるのを忘れたりで、表示されないことはあるのですが、きっちり見直してもちゃんと閉じている。

 ウェブブラウザで確認すれば、きちんと表示されるんですよね。


 何だろうな、おかしいなと思いつつも、Readiumで確認しようとすれば、表示されない。

 やはり、どこかにおかしな部分があるようです。

 どこだどこだと探して、辿り着いたのはファイル名。目次の時に引っかかった不可視文字がファイル名に入っていたんです。

 p-001.xhtmlという名前にしていたのですが、「-」の辺りでまずいよう。もういいやと、001.xhtmlにしてしまいました。当然、リンクを貼っていたファイルや設定ファイルも書き直しです。



 最後に、奥付。ここはさすがに今まで色々失敗していますので、何事もなく完成です。

 ひとまずこれで、中身のファイルは完成です。



ここまででの構成は次の通り

作品フォルダ

   |- mimetype

   |-「META-INF」フォルダ

      |- container.xml

   |-「item」フォルダ

      |- epb.opf

      |- nav.xhtml

      |-「image」フォルダ

         |- cover.jpg

      |-「style」フォルダ

         |- book.css

      |-「xhtml」フォルダ

         |- cover.xhtml

         |- titlepage.xhtml

         |- toc.xhtml

         |- 001.xhtml

         |- colophon.xhtml

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