第2話
シンボルとしての色彩。
赤は火、情熱、感情。
殺された赤、つまり表に出なかった感情は無意識に沈み、黒となる 。
黒は炭化した赤。
赤が暴力ではなく、ことばとして表に出れば、高熱の蒼いほのおとなる 。
青は思考、理性。
私的な課題。一人称の文章に血の通った=赤い聞き手を設定できれば、ことばは蒼い火となる 。
土は燃え上がる前の火 。
赤黒い土色は赤熱の手前 。
つまり青、赤、赤熱、土、炭化した火、黒の順番となる。
青 思考 赤 感情
緑 感覚 黃 直観
僕はまず、赤を解放しなければならない。
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