第2話 大人のような子供

僕は、幼少のころから とても大人びていた。。。


嫌、違う 大人のような子供?


すごく冷めたような感じに捉えられる事もあったし

なんで そんなに冷静なんだ?と先生に叱られたこともある


でも、自分にはわからない事も多く 

自分にとっては これが ”自然体” だった。


僕の両親は、一般的にはとても堅い感じのイメージのする家庭で

父は銀行員、母は塾の先生をしていた。


しつけや教育は厳しかったと思うけれど、あまり僕には気にならなかった。

というより、叱られるような事をするような子供ではなかったからだと思う。


そんな僕は、ある日 精神科の病院?カウンセラーの女性がいるような所に

両親に腕を引かれて連れていかれたことがあった。


とても無機質な印象、冬のベンチのような冷たさを感じる診察室では

お化粧が濃い医師が弱々しい僕に 色々と尋問をしてきた。


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