第162話 心底からの不思議

真面目な話ですが、

最低賃金を上げるとか、所得を増やすとか、

そういう言葉が政治や経済で使われますが、

そのお金はどこから出てくるのでしょう?

サラリーマンなら、会社が給料を払うわけで、

つまり賃金が上がることは、

今までは会社の資産としてプールされていたお金が、

切り崩される、ということになるのでは。

会社が儲かれば賃金が増える、という発想もありますが、

そもそも、その儲けはどこから出ているのか。

会社が儲けるのは、それだけ消費者による購買があったわけで、

基本的には、賃金が上がる前提として、

消費が活発になっている必要がある。

ただし、世の中に出回る紙幣や硬貨が無制限に増えないのが、

一つの要点ではないか?

どこかの企業が儲かるとは、資金がそこに偏るわけで、

どこかの企業は損をしている。

最も効果的な儲けは、露骨に海外の資金を引っ張ってくることでしょう。

ただ、そんなことがどれほど可能なのか。

同じ構図が国内の、地方の活性化でも感じられます。

地方の活性化は、人口流出によって、完全に機能不全です。

人がいなければ消費がなく、むしろ人がいるところにしか消費はない。

都会が活性化するのが自然で、

地方に人を集める、というのは、かなり難しいのでは。

国における外貨が、地方における都会での消費活動、という構図かな、

などと、適当に思ってます。








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