第150話 びっくらこいた

歩きながら音楽を聴いていて、

のどかな田園地帯にいる時、

どうしても声を出して歌を歌ってしまいます。

先日、かなりでかい声で、

「女の野望を謳歌したいー!」

と叫んだ後、ふと遠くを見ると、畑に人がいる!

あまりに遠くて、最初、何かわからなくて、

まさか人ではないだろう。しかしなんだ?

と、自分に都合のいい解釈をしてたのですが、

歩いていくうちに、それが人だとはっきりしました。

しかも二人。

あの人たちからすると、

うわ、なんか叫んでる奴がいる!

という感じですが、場所が田舎だということを忘れてもらっては困ります。

間違いなく僕のことを覚えていて、

同じ道を通ってまた遭遇すると、

あの男は例の叫んでいた奴だ、

どうしてこんなところを歩いてる?

変質者か? そうだ、そうに違いない!

となり、最後には小学校とかで、

変質者に気を付けろ!

みたいな通達があるのでしょう。

あー、怖い。田舎って、容赦ないなぁ。

叫ぶときは、周りをよく見ようと思いました。

女の野望を謳歌したい男は、もうアウトですが。。。




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