第126話 剣道の妙

小学生の時、剣道をしてました。

目が悪かったのですが、相手の打ち込みを受けることができたのは、

今になってみると、ものすごく不思議。

どういうわけか、攻撃を察知できるのです。

わずかな動作から感じるんでしょうが、

それは理屈ではないのです。

最後の方は、小手への打ち込みを、

わずかに竹刀を横に振って、払うことができたのは、

ちょっと魔術じみていて、自分でも感慨深いです。

目で見て反応しているのか、

体が反応してるのか、

その両方なのか、一瞬の一瞬で、動くのです。

技術って極めると、常識とか理屈を超越するのかもしれません。

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