第48話 思い出補正をぶった切っている漫画

思い出補正を抜きにして、

最高に好きな漫画をあげましょう。

まず、大暮維人さんの「天上天下」。

これはすごい作画力で、展開も胸熱。

最後の展開は読めないというか、

全てが百八十度回転するような、

ものすごくアクロバティックで、

しかし破綻しないギリギリのライン。

次にあがるのは、平野耕太さんの「ヘルシング」ですね。

最初のアニメが放送された時、

アニメ雑誌で、なんだ、これは!と思い、

即座に原作を購入。

当時は四巻までしか出てませんでした。

この漫画の終盤は、王道ながら、

しかしやはり作者の物語力を感じます。

執事、良い役です。

そして三番目は、内藤泰弘さんの「トライガン・マキシマム」です。

こちらは雑誌でウルフウッドとリヴィオの戦いを立ち読みして、

なに、この十字架の武器!

しかも心臓を撃たれても死なんのかい!

と思い、即座にタイトルを確認し、既刊を揃えました。

この漫画は本当によく作られている。

キャラクター造形が極端なんですが、

どのキャラも強い信念があって、

ラストはその信念のぶつかり合いです。

この三本が、僕の読んできた漫画の中で、

ぶっちぎりにいい漫画かな。



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