第65話 imagination
「 imagination 」
まさか固いキンゾクでできているロボットな
んて想像しているのじゃないですよね
ちがいますからね
あなたがずっと眠りつづけているあいだに
進んだんですよ
セカイは
ロボットとかdictionaryを引いてみてください
それは生殖だけおこなわない
人間とは異なる組成の
代替物の集合体で
おもに人間から廃棄される多様な合成物を
基底としており
成長し老化する存在
その期間は自在に設定することができる
わかりましたか
ユーアンダアスタンド?
油を挿して老朽化して交換する効率を優先して
なんて
そんなセカイはとっくに終わったんです
人間を破壊するブキとしての機能も捨ててしま
いましたからキナくさいからですね
キナキナキナキナキナですね
くさいねくさいね
いまセカイは人間と細胞ひとつ隔てて共存して
いる
それは
おなじ姿をして助けあっている
それは人間と見分けもつかなくて
・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
なんて
そんなケチくさい想像をしてimaginationという
名前を付けて
レターなど紙でつくって飛ばす?
馬鹿なことこそケチくさい・・・
それともつまる?
??
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます