第31話 H2O~
「 H2O〜 」
誰が教えた?
誰から誰に
透明でしょう?水は
黙って光線を通過させる
光線はなあ質量がないからなあ
透けるもなにも全裸まで見えてしまって
恥ずかしくて言えない
水に電流を流すとHとOが控えめに現れると
か
化けの皮が剥がれ始めた
化けの皮を試験管に送り込み火を点ける
爆発的に燃えて音が波となって通り過ぐ
先生はとても満足そうだった
何十年か前のこんな講義出てみても
再生のわるい旧式のフィルムのようで
熱でプラスチックは伸びてしまい
頭がわるかったと言われるだけ
おまえはバカか?
そんな時間あったら勉強だと
教わった通りにはいかない
全裸のまま生きていくしかない場所もある
HもOも行きつく場所ではすべてが全裸?
剥がれている?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます