「意識高い系」係長日記 ~中年バンザイ~

週末寝太郎

　ふと、自分はもう「中年」なのか気になった。Wikipediaでその定義を調べてみると、３５歳を過ぎた辺りから中年と呼ばれるようになるらしい。

　中年男性、中年オヤジ。なぜだろう、なんとなくネガティブな印象を受けるのは。そういえば自分も、ここ数年の中年太りが見るに堪えない。２０年前、バキバキに割れていた自慢の腹筋や何処に。

　Wikipediaでは、合わせて「朱夏」という言葉も紹介されている。中年の別称で、青春の後には朱(あか)い夏が訪れるらしい。人生の醍醐味はこれからという趣で、とても素敵な表現だ。マンネリ化した現状をぶち壊して、アツい季節を思う存分満喫したいものだ。目指せ島耕作、目指せサラリーマン金太郎。危険思想だ。

　そういえば大黒摩季のヒット曲にこんな歌詞があった。「夏が来る、きっと夏は来る」。この部分はアラサー女子の「私もアツい季節を迎えたい！」という気持ちを歌っているものと思っていたが、実は全く逆の意味なのだろうか。

１９９４年、あのころ白馬に乗った王子様を待っていたアラサー女子も、今や５０才前後。石田ゆり子のように、結婚せずとも魅力的なアラフィフも多い現代。あの頃とは一般的な人生観もだいぶ変わったようだ。