第70話

《フフ……》

 すぐに何の予告もなくバージンもバスルームに現れた。

「わァ~ー!!」

 

《フフン、ほら、忘れモノよ!》

 バージンは鼻で笑いながら、ボクの顔に布巾ふきんのようなモノを投げつけた。


「わッァ~~……ッ!!」

 何を投げられたのか、わからず、また叫びそうになった。

《フフ……》彼女は笑っていた。


「ぐ…ッ! く、臭ッせェ~!

 何だ……これ…❗❗❗」

 顔からがして見ると、ボクの汚れたパンツだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る