第8話 落下ブツは……

「う、わァ~ー!!」

 ボクは悲鳴を上げ、思わず飛び退いた。

 一瞬、隕石でも落下してきたのかと思った。


 何しろ路面が陥没するほどの衝撃だ。

 土埃ボコリが舞い上がる中、何やら動いているモノがあった。


「ゴクッ」と固唾を飲んだ。

 いったい何なんだろう。宇宙生物体なのか。


《痛ッ、たたたたァ~ー❗❗❗》

 悲痛な女の子の声が聞こえた。

 その物体は、路面にめり込んだお尻をさすっていた。


「え、え、えェェ~~………!?」

 驚いた事に、その落下ブツは青い髪をした美少女だった。

 

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