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それからの日々
夜は眠れなくて、お腹も空かなくて
誰とも話したくなくて
彼のご両親も辛いはずなのに
彼の部屋にいさせてくれて
ただただ、彼が帰ってくるのを待っていた
部屋にいる間
私は少しだけ眠りにつくことができた
ぱっと目が覚めると泣いていて
スマホを握りしめていた
いつもの癖でLINEを開くと
彼とのトーク画面になっている
音声トークをあたしから送信していた
不思議に思い再生してみると
彼の声だった
「Aちゃん、おれ 酔っ払ってるけど
おれ、Aちゃんのこと一生守るから
だから、Aちゃん俺についてきてください
Aちゃんを幸せにするのが
おれの人生だから
こんなバカな俺だけど
これからもよろしくね」
半年前位に彼が酔っ払って
送ってきた音声トークだった
無意識のうちにLINEに送信してたみたい
でも
その言葉に救われたような気がした
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