クライマックスフェイズ


●シーン13:クリスタル・リベレーション

◆解説

 クリスタルアージと呼ばれる巨大な賢者の石レネゲイドクリスタルと融合した志波光司との戦い。

 クリスの無念を晴らすため、平和を守るため、強大な敵に立ち向かえ!


▼描写1

 ついに最深部にたどり着いたキミたち。

 そこで見たものは、部屋中に存在する無数の水晶。その中央にある巨大な賢者の石と、それと融合した志波光司の姿だった。

 志波光司の周囲に水晶が浮かび上がり、円を描くように彼の周りを浮遊し始める。


▼セリフ(志波光司)

「来たか、お前たち。見るがいい! この部屋にある水晶すべてが賢者の石。そして、この巨大な結晶こそが我が研究の真髄……クリスタルアージだ!」

「これこそが新たなるオーヴァードの力。この力の前では、あらゆるものは無力だ」

「古きオーヴァードよ! この新たなる力の前にひれ伏すがいい!!」


◆戦闘

 志波光司(クリスタルアージ)

 戦闘時、最後に使ってくる<ギガノトランス><ヴァリアブルウェポン><アンチマテリアルライフル>のコンボをPCが耐えたとき、以下の演出。


 圧倒的な破壊力の砲撃が、キミたちを薙ぎ払う。

 その威力の前では、塵一つ残らない……かに思えた。


「これが圧倒的な力の差というものだ。思い知ったかね……なに!?」


 硝煙が晴れたとき、そこにロイスの力で立ち上がったキミたちの姿が!

 ※ クライマックス用のBGMを用意している場合、ここで流す。


「バカな……ありえぬ! なぜ立ち上がれる!!?」

「これがロイスの……絆の力だとでも言うのか!?」

「認めん。認めんぞォォォーー!!」


 さあ、志波光司の最強最大の一撃を耐えた、キミたちの反撃だ!


▼描写2

 志波光司は、レネゲイドの侵食に耐えきれず、キミたちの攻撃により消滅した。

 だが、巨大な賢者の石――クリスタルアージは、暴走を始めてしまう。

 強い重圧で、キミたちは動くことができない。レネゲイドが活性化し、キミたちの体をどんどん侵食していく。

 そんな中、PC1の体から光の粒子が溢れ、目の前にクリスの姿を形作った。

 クリスは、語り始める。


▼セリフ(クリス)

「あの時の質問……もう一度、するね」

「あなたは……力がほしい?」

「あなたがそれを求めるなら……わたしはあなたに力を与えることができる。

 でも……その力を手にしたら、あなたは……」

「それでも、あなたは……大切な、みんなの日常を守るために……戦う?」

 それに対して、PC1が力がほしいと答えると、クリスは優しく微笑む。

「やっぱり、PC1は強くて……やさしいね」

「わたし、ほんの少しの間だったけど……PC1と一緒に、普通の女の子みたいに過ごせて楽しかった」

「わたし、PC1に会えて幸せだった」

「ありがとう」


◆結末

 クリスは、もう一度光の粒子となって、消えていく。

 PC1は、Dロイス<賢者の石レネゲイドクリスタル>を習得する。

 賢者の石(クリス)の力を込めた攻撃により、クリスタルアージを破壊することができる。

(実際に賢者の石を使った攻撃を行ってもらってもいい。その場合、侵食値上昇はなし)

 キラキラと破片となって周囲に舞い上がるレネゲイドクリスタル。

 PCたちは、かすかにそこから「ありがとう」という声が聞こえた気がした。


 シーンを終了し、バックトラックを行う。

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