おきつね銀翔とナナコ
第1話 風森町とおきつね様
ここの神様と使いのおきつね様はたいへんいたずら好きでございました。
ただ少々世の中が移りゆきまして、お二人かたのおこころも変わるのでございます。
季節が変わるにつれて子どもたちは大人になり。
風森町の神様も神様の使いであるおきつね様も、だんだんご自分たちがいつのまにか年を重ねていることを感じました。
いたずらばかりしておれないと思うのでありました。
苦しむ者がいれば助けたいと願い、人々のために力を使うようになりました。
そうそう。
小さき時からご自分が役目というものを持っていることに実はおふたかたは気づいてはおりました。
それは、なかなかに。
きっと人たちの役に立つことだろうと。
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