インターンシップ

 とあるゲーム会社のインターンシップに来ている。


 社名は明かされていない。


 社長は有名な人で、メガネをかけている。隣に座っているのはカワムラだ。


 こいつもメガネだし、雰囲気も合っているし、この会社には向いている気がする。


社長「ここは田舎の会社だから都会のことはわからない」


 たしかにテレビはブラウン管だし、机にはファミコンが堆く積んである。


社長「とりあえずこれから一週間でここにあるものでできることをしてください」


 そうすると部屋は大きなキッチンになっていて、それぞれに自分のスペースがある感じだった。


 あるものはたくさんの食材。よくわからないが、とりあえず料理を作ろうか。


 でも材料が腐っているような気がしたので、卵一個を使って卵焼きを作ってみよう。


 皆はまだ混乱しているようだ。共同シンクで水を出しているだけの人、パプリカを一列に並べている人。各々何かしらの行動はしてるようにみえる。


カワムラ「材料が腐っているかもしれないんだぞ。簡単に信じるなよ」


ぼく「大丈夫。今それを調べてるんだ」


 匂い的には問題ない。


 ちょうどできたし、食べてみよう。醤油はあるだろうか。


 うちにあるのと同じ、だし醤油がある。やはりこのだし醤油は美味しいのです。


 かけてみると、黄色くてツブツブとしている。粒マスタードだ。まさかトラップだろうか。


 パッケージをみると、だしマスタードと書いてある。


 もっとしっかりと確認すべきだった。


 とりあえず食べてみて、これからのことを考えねば。


 うん。腐っていない。材料として問題無さそうだ。


 クリエイターは料理上手だという。


 もっと頑張ってみるかな。


 おいしいベーコンエッグを作りたいと思う。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る