どうして私はアルマ帝国第一皇女の運命を変えようと思ったのか

有原ハリアー

真面目くさったタイトルですが、中身はぐだぐだ話です。

 はい、有原です。

 アルマ帝国第四皇女をオモチャにし、激怒されている有原です。

 とまあこんな具合に、アルマ帝国に喧嘩を売りまくっている(そしてキッチリ正妻……いえ制裁される)というものですね。


     *


 さて、タイトルに戻りましょうか。

 どうして有原はアルマ帝国第一皇女ことネーゼ様を、という話でしたね。


 そもそも彼女との出会い(というより、彼女の人となりを知った話)は、“鋼鉄人形ゼクローザスⅡ”でした。

※「鋼鉄人形ゼクローザスⅡ」

著:暗黒星雲 様

URL: https://kakuyomu.jp/works/1177354054886346841


 え、どうしてⅡなのかって?

 お恥ずかしい話、「先に本格的に読み込ませていただいたのがこちらだったから」という話に尽きてしまいますね。

 とは言え、世の中には途中のページや巻から本を読み始めるお方もいらっしゃいますし、いいでしょうかね(言い訳)。


 はい、そんなネーゼ様ですが、ガッツリとヒロインでしたね。

 ゴーイングマイウェイで主人公ハーゲンとイチャつこうとする。というより既にイチャついて(これは表記に悩みますが、敢えて過去形といたしました。何故悩んだかって? 以下の設定資料集をご一読あれ)。

※『「俺アン」シリーズ設定資料集』

著:暗黒星雲 様

URL: https://kakuyomu.jp/works/1177354054887298153


 なので「原作ではどういう結末なんだ」とばかりに、“もふもふと鋼鉄人形”を拝読しました。

※「もふもふと鋼鉄人形」

著:暗黒星雲 様

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885638896



 結論。

 心臓に強烈なストレートパンチを受けました。



 理由である結末はご一読くださいませ。

 しかし、有原は

「ハッピーエンド主義者」

「『(男の)主人公とヒロインは結ばれる』」

 という主義主張の持ち主である事を、お伝えします。

 間違っても「予想以上に“どストライク”だった」訳ではありません。


 ただ、これを読んだ当時は、以下のように勘違いしておりました。

「“もふもふ”での結末を受け入れてから、“ゼクローザス”に移ったのだ」と。

 当時はそう勘違いする程のショックを受けましたからね。


 しかし、そんな幻想は無惨にも粉微塵と化しました。

 コメントで、公式に「“ゼクローザス”が先で、“もふもふ”はその後の話です」と来ましたからね。



 結論。

 心臓へのストレートパンチに加え、頭部へのフックを受けた気分となりました。



「もうこれ覆せねえ話じゃねぇか!」という現実を、心の奥へと刻印された気分でしたね。

 まあこれには、「経験に基づくもの」という示唆が大分後になされましたし、何より人生経験が違いすぎる以上、納得はしました。


 ですがそれを以てしても、有原はハーゲンとネーゼ様の迎えた結末に納得しなかった。

 めんどくさい(ついでに青臭い)小僧ですね。


 誤解の無きように記載しますが、

 しかし、何と書きましょうか、“もふもふ”を読んで「アイデンティティーの否定」を受けた気分になったのです。自分で勝手に読んでおきながら。


 というのも、有原は

「貴人な若き女性フェチ」にして

「男の武勇譚フェチ」

なのです。

 男が命を懸けて想い人を護り、なおかつ結ばれる。

 古今東西見かける話ですが、そんな物語を書きたいし書いているのですよね。


 ですが、大前提が二つございます。

 それが


「ハッピーエンド主義者」

「『(男の)主人公とヒロインは結ばれる』」


 という主義主張でございます。


 それにそぐわないからこそ、有原はぎゃあぎゃあと騒ぎ立てているのですね。




 はい、これにて終了……と行きたいのですが、もう一つ、理由があります。


 ぶっちゃた話、のですよね。

 それはそれはもう、一目惚れでして。ええ。


 ただ、メタな話、有原とネーゼ様はくっつきません。

「住んでいる次元が違う」からです。

 それにネーゼ様は、次期皇帝としての役割を果たすのですから、仮に同じ次元に行ったとしても、くっつきようがありません。


 そこで有原は、「恋愛を応援する」という方向にシフトしました。

 恋人であるハーゲンとの仲を、というものです。


 話は変わりますが、有原も自身の小説の中に姫様を登場させております。

 ヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティアという姫様ですね。

※作品名:「盤上血戯と漆黒騎士(ゴッデス・ゲームとブラックナイト) ヴァイスルート」

著:有原ハリアー

URL: https://kakuyomu.jp/works/1177354054881201059/episodes/1177354054884251810

(キャラクター紹介のページに飛びます)


 何が言いたいかというと、

「こんなものを書いている時点で有原は『貴人な若き女性フェチ』なのだ」

 という主義主張の確認でございます。

 ついでに書いてしまえば、

「立場などがどことなく、ネーゼ様と似ている」

「有原の理想の女性(おいこら本音をぶちこむな)」

 という点もございます。


 はっきり申し上げます。

 もしもハーゲンとあの結末を迎えたのがネーゼ様でなかったら、ここまで必死になっていない可能性がございます。


 まあ

「『(男の)主人公とヒロインは結ばれる』」

 という主義主張や、

「十分な活躍の報酬に釣り合わなさ(この傍点はフラグ)」

 という私見も、あるのですが。


     *


 とにもかくにも、有原こと黙って見過ごせない青臭い小僧は、暴挙に出ました。



「最終的な結末をねじ曲げてやる」というものです。

 二次創作ですね。



 とは言うものの、許可はキッチリと取っております。

 流石に無断で決行する訳にもいきませんからね。マナーと著作権というものです。


 ただ、暴挙と呼ぶには生ぬるい所もあります。

 何故か。


 それは

「一度“もふもふ”の結末を受け入れている」

 からです。


 本当に暴挙と言うからには、

「ナニカを乱入させてハーゲンとネーゼ様が結ばれる運命を、くらいはすべき」

 と思っているからです。


 それはさておき、有原の暴挙の象徴が以下の作品でございます。

※作品名:「騎士と姫、切り離せぬ縁(えにし)」

著:有原ハリアー

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887271994




 ふう、ひとしきりぶちまけました。ですがまだ終わりません。

 次はサービスエロシーンの捉え方と恋愛観にシフトします。


追伸:参考資料として、こちらの近況ノートの記事もどうぞ。

https://kakuyomu.jp/users/BlackKnight/news/1177354054887393243

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